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12年間通った母校で語った、
清宮幸太郎のメジャーへの夢。

posted2017/12/25 08:00

 
12年間通った母校で語った、清宮幸太郎のメジャーへの夢。<Number Web> photograph by Wataru Sato

Number307号の松井秀喜と、Number942号の清宮幸太郎。ともに高校卒業を控えた時期の写真だ。

text by

田村航平(Number編集部)

田村航平(Number編集部)Kohei Tamura

PROFILE

photograph by

Wataru Sato

――まず、プロ志望を決意したことについて聞かせて下さい。決めたのは、いつごろ?

「どうですかねぇ……。完全に決めたのは、全日本(高校選抜の韓国遠征)から帰ってきて、何日か経ってからですね」

――大学へ進学説もあったけれど。

「最終的な目標はやっぱりプロでしたし、大学に行ったとしても、結局はプロでやりたいという気持ちがありましたから」

――プロになるにあたって、自分が目指したいイメージや、目標とする選手は?

「何というか、球場で見るにしても、テレビで見るにしても、打席に入ったときに、すごい期待をしてもらえる、何かやってくれそうな感じを持ってもらえる、そんなバッターでありたいし、またその期待に応えられるバッターでありたいですね」

編集部に名作として残る、1993年の松井秀喜の写真。

 これは1993年1月20日発売のNumber307号に掲載された、松井秀喜のインタビューの抜粋である。

 ジャイアンツ入団を目前にした高校3年生の松井が、3年間を過ごした星稜高校の教室で大友信彦さんのインタビューに応えた。

 このとき清水博孝さんが撮った松井のポートレイトは、名作として今も編集部に飾られている。学ラン姿で教室の席に着く松井は、まるで大人がコスプレをしているかのような貫禄を湛えていた。この企画の担当編集者は当時の新入社員だったが、四半世紀を経て現在は本誌編集長を務めている。

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