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松下浩二が進める卓球「Tリーグ」。
マーケット対象は“世界一”の中国。

posted2017/12/11 16:50

 
松下浩二が進める卓球「Tリーグ」。マーケット対象は“世界一”の中国。<Number Web> photograph by Yuki Suenaga

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鈴木忠平(Number編集部)

鈴木忠平(Number編集部)Tadahira Suzuki

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Yuki Suenaga

 一般社団法人「Tリーグ」理事・松下浩二氏が第16回「Number Sports Business College(NSBC)」の講師である。来秋、開幕する日本初の卓球プロリーグ発足の先頭に立つ 同氏は「世界一の卓球リーグをつくる」という目標を掲げ、そのために他競技のリーグには見られない様々な独自性を紹介してくれた。

 そして、最終的にマーケットとしても、リーグ規模としても標的となるのは、世界一の卓球大国として知られる、あの国だった……。

「世界ランク10位以内の選手、もしくは10位以内と同等の実力がある選手が1名以上いないと1部には参入できません」

 松下氏がTリーグの特色として真っ先に挙げたのはこの点だった。

「放映権を中国や東南アジアなどの国に売りたい」

 どれだけ資金力のあるクラブでも、世界トップ10以内と同等の実力がある選手が所属していなければ、1部の「プレミアリーグ」には参入できない。なぜ、そこまでトップ選手獲得にこだわるのか。

「放映権を中国や東南アジアの卓球が盛んな国に売りたいんです。中でもターゲットは中国でしょうね。Tリーグを放送したいという話もすでに、きていますから」

 リーグは年間21試合にプレーオフと試合数は多くない。会場も3000人程度のアリーナが最も観戦に適しているという競技の特性から、大型のハコでは開催できない。そこでTリーグとしては海外への放映権料が収入の柱になると予測している。そのために欠かせないのが「世界トップ10」の知名度と実力なのだ。

 そして、その市場が最も大きいのが中国だという。

【次ページ】 中国のトップ選手を獲得すれば大きな市場が視野に。

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