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<三井ゴールデン・グラブ賞5年連続受賞コンビ>
菊池涼介×丸佳浩「カープを支える黄金の守備」 

text by

日比野恭三

日比野恭三Kyozo Hibino

PROFILE

photograph byHideki Sugiyama

posted2017/11/09 16:00

<三井ゴールデン・グラブ賞5年連続受賞コンビ> 菊池涼介×丸佳浩「カープを支える黄金の守備」<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

もう、ポテンヒットってほとんどないよね。

菊池 でも、ポテンヒットってもうほとんどないよね。最初のころは声の掛け合いだったり、どっちがどこまで行けるのかが.みきれてないところもあったけど、5年ぐらいずっと一緒にやって、そういうところもわかり合えてる。

 たしかに。譲り合ってポテンヒットになったというのは、もう記憶にないな。

菊池 そういうところは成長した。連係の部分は他球団より精度は高いと思いますよ。

――試合中、内外野の間でいろいろ指示を出し合うこともありますよね。

菊池 基本は外野から、「下がるよ」とか「前にいるよ」と言ってくれるんですけど、僕はだいたい(指示がなくても)見てる。そういう面ではショートの田中(広輔)がね、ちょっと出遅れてるというか(笑)。でも彼も3、4年一緒にやってきたので、だいぶ覚えてきてると思います。

――丸選手が守備範囲を広くするために気を付けていることって何ですか。よく「一歩目が大事」と言われますが。

 僕は「自分がしっかり判断したうえで動く」と決めてます。歓声の大きい一軍の試合では打球音は聞こえないことがほとんどですけど、だからといってバッターの振りがよかったという目の情報だけで後ろに下がったりはしない。一歩目は遅れるのかもしれないけど、自分の判断がつかない時にどれだけ我慢できるか。

Yoshihiro Maru
1989年4月11日、千葉県生まれ。千葉経大附高から2007年高校生ドラフト3巡目で広島入団。'11年から一軍に定着し、'13年から中堅手として4年連続で三井ゴールデン・グラブ賞受賞。打者としても今季は打率.308、23本塁打、92打点でリーグ連覇に貢献した。177cm、90kg。

――守備は好きになりましたか?

 守備、野球の中でいちばん好きですよ。裏切らないっていうか、練習したぶんだけうまくなるから。バッティングと違って、守備は10割に近い確率なので、やってて楽しいですね。

菊池 内野はいろんなチャレンジができる。グラブトスだったり、ちょっとした遊び心を加えたりできるので僕も好きですけど、長い守備練習は嫌いです!

 内野は大変だよねえ(笑)。

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