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<三井ゴールデン・グラブ賞5年連続受賞コンビ>
菊池涼介×丸佳浩「カープを支える黄金の守備」

posted2017/11/09 16:00

 
<三井ゴールデン・グラブ賞5年連続受賞コンビ> 菊池涼介×丸佳浩「カープを支える黄金の守備」<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

text by

日比野恭三

日比野恭三Kyozo Hibino

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photograph by

Hideki Sugiyama

今年の三井ゴールデン・グラブ賞発表に先立って、10月にMAZDA ZOOM-ZOOMスタジアム広島で行なわれた、広島東洋カープの菊池涼介選手と丸佳浩選手の対談。4年連続で受賞中の名手コンビが、三井ゴールデン・グラブ賞の重みと、カープの新黄金時代を語った。

――カープのリーグ連覇は、攻撃力だけでなく守備力の高さも大きな要因だったのではないかと思います。特にセンターラインを守るお2人は揃って2013年から三井ゴールデン・グラブ賞を受賞し続けていますね。

菊池 ありがとうございます。初めて賞をいただいた時は、「俺でいいのかな」と思ってましたけど(笑)。

 エラーの数もまだ多かったよね。

菊池 18個かな。そういう意味では去年(4個)と今年(5個)はよかった。

 広い守備範囲プラス堅実。いまはそういうイメージしかない。

――'14年には535補殺というプロ野球記録をつくりましたが、今年は407。バッターも菊池選手が守っている二塁方向に打たないようにしてるんじゃないですか?

菊池 最近、ちょっと打球が少ない気はしますね。でもピッチャーも関係してくる。マエケン(前田健太)さんや黒田(博樹)さんは打たせてとるタイプだったので。

 後ろから見ていてキクがすごいのは、二塁手ながら肩が強いところ。仮に打球に追いつけたとしても一塁でアウトにするのってなかなか難しいはずなのに、キクは捕ってから素早く、強く送球できる。

菊池 捕りさえすれば投げられると僕は思ってる。捕ったもん勝ち、というイメージですね。でも、まだまだ突き詰められるところは絶対あると思ってます。

Ryosuke Kikuchi
1990年3月11日、東京都生まれ。中京学院大から'11年ドラフト2位で広島入団。'13年から二塁手としてスタメンに定着、1シーズン528補殺を記録して三井ゴールデン・グラブ賞受賞。以後4年連続受賞中。WBC日本代表での守備は世界中で称賛を浴びた。171cm、72kg。

――いまや三井ゴールデン・グラブ賞の常連となった丸選手ですが、もともと守備は得意ではありませんでしたよね。

 本当に自分がそういう賞をもらえるなんて想像もできませんでした。慣れというのがいちばん大きいんじゃないですか。昔は、練習ではできる動きが試合の中で出せなかったんですけど、二軍でも、一軍に上がってからも試合にたくさん出させてもらったので、徐々に練習と同じ動きができるようになってきました。

菊池 両翼が、どちらかというと動けない選手なのに(笑)、そういう中でもきちんと指示を出してるよね。前の打球に関しては僕らがいるんで、暗黙の了解ができてる。でも、一つだけ怖いことがあるんですよ。前に落ちる打球に対して丸が頭からダイブする時。なんかケガしそうで……。

 ドーンといくから(笑)。体が固いからそうなっちゃう。なるべく足から(スライディングキャッチに)行こうとは思ってるけど、それだと届かないこともあるから。

【次ページ】 もう、ポテンヒットってほとんどないよね。

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