無敵のサファテですら、過去CSでは苦戦している。

ポイント3　投手陣は先発よりも救援投手がカギになる

先発、救援各3人のCS実績

＜パ・リーグ＞

■ソフトバンク
千賀滉大　1.13（4試合0勝1敗）
東浜巨　7.45（5試合0勝1敗）
R.バンデンハーク　2.00（3試合3勝0敗）
D.サファテ　3.72（9試合0勝1敗5S 1H）
岩嵜翔　0.75（9試合1勝0敗0S 3H）
森唯斗　9.00（5試合0勝0敗0S 0H）

■西武
菊池雄星　（出場なし）
ウルフ　（出場なし）
野上亮磨　2.25（2試合0勝0敗）
増田達至　22.50（1試合0勝0敗0S 0H）
シュリッター　（出場なし）
牧田和久　2.95（6試合1勝3敗0S 0H）

■楽天
則本昂大　0.90（2試合0勝0敗）
岸孝之　5.14（5試合1勝3敗）
美馬学　0.00（1試合1勝0敗）
松井裕樹　（出場なし）
福山博之　（出場なし）
ハーマン　（出場なし）

　ソフトバンクは、千賀とバンデンハークは実績があるが、レギュラーシーズンで無敵だったサファテがCSでは打ち込まれている。総力戦になるCSでは先発投手は6回程度で降りることが多い。救援投手の出来がカギになる。

　西武、楽天は実績がある選手が少ないが、この2チームも救援投手の出来がポイントだ。特に楽天の松井が通用するかどうか、注目だ。

＜セ・リーグ＞

■広島
岡田明丈　5.40（1試合1勝0敗）
野村祐輔　1.80（2試合1勝1敗）
大瀬良大地　0.00（2試合0勝0敗）
今村猛　4.50（2試合0勝0敗0S2H）
J.ジャクソン　0.00（2試合0勝0敗0S2H）
中崎翔太　0.00（3試合0勝0敗2S0H）

■阪神
R.メッセンジャー　2.10（4試合2勝1敗）
能見篤史　1.96（4試合1勝2敗）
秋山拓巳　（出場なし）
ドリス　（出場なし）
桑原謙太朗　（出場なし）
マテオ　（出場なし）

■DeNA
今永昇太　7.88（2試合0勝1敗）
井納翔一　1.29（2試合2勝0敗）
ウィーランド　（出場なし）
山崎康晃　2.25（4試合0勝0敗）
パットン　（出場なし）
三上朋也　4.16（6試合0勝1敗0S2H）

　広島は先発もさることながら、ジャクソン、中崎の救援陣が優秀だった。昨年の実績は大いに自信になるだろう。

　阪神はメッセンジャーが間に合ったのが大きい。ただ、このチームも救援で持っていたので、実績のない救援陣の出来がポイントだ。

　DeNAは昨年、山崎が奮闘した。ポイントは、終盤しり上がりに調子を上げたウィーランドの出来だろう。

　同じ対戦相手でも、短期決戦ではまったく事情が違う。苦手が「お客さん」に変わることもある。

　ぐぐっと集中してCSを見たい。