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糸井重里がノーバン始球式!!
松本・前橋と続く、巨人戦ながれ旅。 

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中溝康隆

中溝康隆Yasutaka Nakamizo

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photograph byYasutaka Nakamizo

posted2017/09/19 11:00

糸井重里がノーバン始球式!!松本・前橋と続く、巨人戦ながれ旅。<Number Web> photograph by Yasutaka Nakamizo

ちょっと……遠目で見えにくいですが、糸井さんがノーバンなんです!!

前橋で糸井重里さんの始球式を目撃。

 翌日は懲りずに蕎麦を食べてから、“ワイドビューしなの”と“あさま”と鈍行を乗り継ぎ2時間半以上かけて前橋へ移動。

 駅前には「歓迎 セリーグ公式戦 読売ジャイアンツ対中日ドラゴンズ」というフラッグが掲げられている。それにしても、懐かしい雰囲気だ。関東の地方都市特有の渇いた色感は埼玉を思い出す。

 急ごう、いつもなら2泊する本連載も、今回は仕事のスケジュール的に今夜の終電で東京へ戻らなければならない。

 前橋駅から敷島公園野球場へのシャトルバスに乗り込むと、近くの女子高校生と父親が「今日の始球式誰か知ってるか?」「誰だっけ?」「糸井重里だよ」と会話をしていた。そうだ、今日は糸井さんの始球式の日である。

糸井さんは凄い人ではあるのだけれど……。

 球場に着くと、『ほぼ日』の野球好きチームT女史から電話をいただき、糸井さんに挨拶へ。

 3年前の夏、デザイン会社を辞めてフリーライターになった直後、『野球で遊ぼう。』というイベントのプログラム掲載コラムを書かせてもらって以来、時々Twitterでやり取りしたり野球観戦へ行くようになった。

 よく「糸井重里さんの隣の席で野球を見て緊張しないの?」と人から聞かれる。もちろん日本の広告史において伝説的なコピーライターというのは分かっている。永ちゃんの『成りあがり』は何度も読んだし、ファミコンの『MOTHER』もやった。最近では『ほぼ日』の上場でよくテレビや新聞でもニュースを見かける。

 本当に凄い人だ。

 「プロ野球死亡遊戯」のデビュー本の帯は糸井さんに書いていただいた。感謝しかない。

【次ページ】 球場に来れば社長も物書きも、老若男女もみな平等。

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