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ジェフ千葉から消えた脂身と白米。
監督が持ち込んだ食事革命が凄い。 

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杉園昌之

杉園昌之Masayuki Sugizono

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photograph byMasayuki Sugizono

posted2017/09/08 11:30

ジェフ千葉から消えた脂身と白米。監督が持ち込んだ食事革命が凄い。<Number Web> photograph by Masayuki Sugizono

町田「焼き方を失敗した肉かなと思ったくらい」

 8月のある日、午前10時のチーム練習が終わった昼食時の12時半。千葉のクラブハウス2階にある食堂には、選手のほぼ全員がそろっていた。ビュッフェ形式でそれぞれが料理をトレーにのせていく。

 メインのおかずは鯖の素焼き1品のみで、味付けはすりおろしポン酢。玄米、パン、パスタは選べるが、ソースは脂分を抑えるためにじゃが芋豆乳ソースのみ。汁物はコーンスープ。サラダと付け合せの納豆、梅干し、漬物に加えて温野菜、ヨーグルトと一緒にドライフルーツ、ミックスナッツ、はちみつ、ジャム、玄米フレークが用意されている。そのほかにはプチトマト、フルーツがあるだけで、飲み物は牛乳、果汁100%のオレンジとりんごのみ。鉄分強化のための補食メニューとして、牛肉の高野豆腐炒めがあった。

 食堂に張り出される1週間の献立表を見ると、メインのおかずは常に1品で、魚の素焼きか牛または鳥の素焼きばかりが並ぶ。赤身の牛肉は、やはり固いようだ。当初、町田也真人は「焼き方を失敗した肉かなと思ったくらい。あごが痛くなるほど」と苦笑いを浮かべていた。

朝食は400から700キロカロリー。

 午前練習前の朝食は、消化最優先のメニュー。胚芽パン、くるみパンなどライ麦などを使った「黒いパン」を主食として、小麦を精製した「白いパン」はNG。玄米フレーク、ミューズリー、さらにはカットフルーツ、ヨーグルト、ドライフルーツ、素焼きのミックスナッツ(塩分カット)が並ぶ。選手の個人差はあるが、摂取するのは400キロカロリーから700キロカロリー程度だという。

 朝食は午前8時、昼食は午後12時半からクラブハウスの食堂で、基本的に全員そろって食事を摂ることを義務付けている。帰宅後も特製メニューのレパートリーがあり、午後4時に軽食、午後8時に夕食を摂るように勧めている。

 アウェーの宿泊ホテルでも、「節制レシピ」は変わらない。玄米がなければ、マネジャーがすぐに配送の準備を整える。調理方法のリクエストも、どこのホテルに泊まっても同じだ。

【次ページ】 体脂肪率や体重がハッキリ変わり、今では選手も……。

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