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<スポーツフォトグラファー・真野博正が体験>
撮り逃してきた“不意の一瞬”を撮れる可能性を秘めている。 

text by

福田剛

福田剛Tsuyoshi Fukuda

PROFILE

photograph byHiromasa Mano

posted2017/07/27 17:05

<スポーツフォトグラファー・真野博正が体験>撮り逃してきた“不意の一瞬”を撮れる可能性を秘めている。<Number Web> photograph by Hiromasa Mano

「AF精度の高さが、スポーツ撮影では武器になる」

 そして、真野さんの想像を超えたのが、AFの精度だ。α9には693点のAFセンサーが搭載されており、撮影領域のほぼ全面にあたる約93%をカバーする。さらに1秒間に最大60回の演算によるAF追随システムにより、素早く動く被写体にも高精度で追従することを可能にした。

「AFのカバーエリアが広いので、トスアップのシーンでボールと顔をアップにして一緒に写すときにすごく重宝しました。AFの精度でいえばテニスの場合、顔にフォーカスポイントを合わせていてもコントラストの高いラケットにピントが引っぱられてしまうことがよくあります。でも、α9ではほとんどその不具合は感じなかったですね。このAF精度の高さは、スポーツ撮影の現場で強力な武器になります」

テニスで有効な「サイレントシャッター」って?

 それでも、ときにはピントが外れてしまうことはある。

「ただα9は20コマ/秒の高速連写が可能なので、1コマ2コマ外れてもすぐにピントが戻ってきてくれる。信頼性はかなり高いですね」

 そして、忘れてはならないのがサイレントシャッターの存在だ。

「テニスでも特にサーブの時は音を気にする選手は何人かいます。そんなときも周りを気にせず、何度もシャッターを切ることができる。これはすごく便利な機能でした」

 真野さんが写真を撮り続けるのは、目の網膜に記憶された映像をカメラに記憶するためだ。

「長年、撮影をしていると結構最高のシーンを撮り逃しているわけです(笑)。ファインダーでは見ているのに、ピントを合わせることができなかったとか……。そんな不意の一瞬も、AF精度の高いα9なら撮影できる。そんな可能性を秘めたカメラだと思います」

◇  ◇  ◇  ◇  ◇

今回α9で撮影したのは女子テニスの尾崎里紗選手。プロフィールはこちら。

尾崎里紗

尾崎里紗Risa Ozaki

1994年、兵庫県生まれ。2012年、全豪オープンジュニア女子シングルスでベスト8に進出。同年12月、プロに転向。日本女子テニスの次世代を担う選手の一人として期待を集めている。WTAランキング77位(7月19日現在)。

新たな撮影表現の可能性を広げるフルサイズミラーレス一眼カメラ

新開発の35mmフルサイズ積層型CMOSイメージセンサーを搭載し、新次元のスピード性能を実現したモデル。693点のAFセンサーを搭載し、撮影領域の約93%をカバーする。さらに最大60回/秒の演算処理により、素早く動く被写体にも高精度でAF/AEが追従。

また、無音・無振動のサイレントシャッターやメディアスロットをデュアルで搭載するなど、プロユースに対応したミラーレス一眼となっている。

写真は、α9とGマスターレンズ:FE 100-400mm F4.5-5.6 GMOSS

ここでは紹介しきれない、より詳細な真野さんのインプレッションはソニーのwebサイト「αユニバース」で掲載中。

問い合わせ/ソニー 買い物相談窓口 0120-777-886 受付時間(月~金 9:00~18:00、土日祝 9:00~17:00)

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