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<スポーツフォトグラファー・真野博正が体験>
撮り逃してきた“不意の一瞬”を撮れる可能性を秘めている。

posted2017/07/27 17:05

 
<スポーツフォトグラファー・真野博正が体験>撮り逃してきた“不意の一瞬”を撮れる可能性を秘めている。<Number Web> photograph by Hiromasa Mano

text by

福田剛

福田剛Tsuyoshi Fukuda

PROFILE

photograph by

Hiromasa Mano

4大大会連続103大会撮影中のスポーツフォトグラファー・真野博正が、ソニーの新ミラーレス一眼α9を体験。スポーツ写真の第一線で活躍する彼が、α9の能力に何を感じたのか。そのインプレッションを報告する。
真野博正

真野博正Hiromasa Mano

1960年、島根県生まれ。大学卒業後カメラ専門誌を経て、フリーフォトグラファーに転身。テニスを中心としたスポーツ写真の分野で、雑誌を中心に活躍。テニスの4大大会は26年にわたって、連続103大会撮影を継続中(7月27日現在)。

α9で撮影された、20コマ/秒の高速シャッターと、広いAFエリアが可能にした一枚。インパクトの一瞬を、少ないチャンスでものにすることができる。α9, FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS,F5.6,1/1000秒,ISO-400

「はっきりいって想像以上でした。これまでは現場でソニーのカメラを使っている人は、ほとんどいませんでした。でも今後は、α9を肩から提げているフォトグラファーが確実に増えるでしょうね」

 ソニーから5月26日に発売された、ミラーレス一眼、α9。今回現場で使用した感想を真野さんに聞くと、こんな驚きの声が返ってきた。真野さん自身、実際に撮影をしてみるまで、ミラーレス一眼に決して良い印象を持っていなかった。

「数年前に、ソニーのミラーレス一眼でテニスの撮影をしたことがあるんです。そのときもAFや画像の写りは、満足できるものでした。ただ、一度シャッターを切ると電子ビューファインダー(EVF)がブラックアウトしている時間が長すぎてとても仕事には使えない。そんなレベルでした。ところがα9ではタイムラグは感じないし、ブラックアウトもない。新しい一眼レフのファインダーという感覚。素早く動く選手を追い続けることができる点など、格段に進化していました」

【次ページ】 「AF精度の高さが、スポーツ撮影では武器になる」

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