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プレミア最凶の悪童がFAを告発?
高給選手とギャンブル中毒問題。 

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山中忍

山中忍Shinobu Yamanaka

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posted2017/07/02 09:00

プレミア最凶の悪童がFAを告発?高給選手とギャンブル中毒問題。<Number Web> photograph by Getty Images

プレミアの典型的な中小クラブであるストークとサンダーランド。両チームとも昨季の胸スポンサーはベッティング会社だった。

スポンサー契約を禁止する方向に進むしかない?

 そのようなギャンブル中毒者や中毒者予備軍に対し、FAが何か能動的に対処しているのかというとそうではない。バートンに対する事実関係の調査と処分は、ベッティング会社側からの通報がきっかけだったのだから。

 その一方で、ベッティング会社のスポンサー参入は今後も進むだろう。そもそもサッカーは、競馬に次いで人気の高い賭けの対象である。加えてイメージ的な信用度の向上につながるという宣伝効果まで期待できるのが、スポンサー契約のメリットでもある。

 これらを踏まえるとFAは、ベッティング会社とのスポンサー契約を禁止する方向へと進み始めるしかないのではないだろうか?

 バートンによる異議申し立ては7月20日に行われる。それ以上に、彼の意見を聞いた上でのFAの取り組み姿勢に注目が集まっている。

 バートン本人は、公式サイトでこう表現している。

「治療中のアルコール依存症患者に、パブや醸造所にいろと言っているようなものだ」
 

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