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キャブスが全力を出しても勝てず、
ウォリアーズが歴史的記録で優勝王手!

posted2017/06/09 11:50

 
キャブスが全力を出しても勝てず、ウォリアーズが歴史的記録で優勝王手!<Number Web> photograph by Ronald Martinez/getty images

カリーとレブロンのマッチアップも見どころとなっているファイナル。第3試合を終えてウォリアーズが3-0で王手をかけた。

text by

長澤壮太郎

長澤壮太郎Sotaro Nagasawa

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Ronald Martinez/getty images

 NBAファイナルシリーズが、6月8日(日本時間)に3戦目を終え、ウォリアーズがキャバリアーズを下し3連勝で王手をかけた。

 3年連続での同カード対決は史上初のことだっただけに注目度も非常に高く、アメリカ国内のテレビ視聴率はマイケル・ジョーダン率いるシカゴ・ブルズの全盛時の視聴率に匹敵している。

 我々も待ちに待った世紀の直接対決は、フルメンバーで全員コンディションが良いという条件も満たしてくれた。その上で、一進一退の競り合いで7試合までもつれる展開を期待していた。

 だが結果は、我々の望まなかった流れになっている。

 史上最高の頂上対決に、期待していたハラハラするような手に汗握る展開はなく、ウォリアーズが淡々とキャバリアーズを攻略し、勝ち続けているのだ。

スイープ目前だが、キャブスが弱いわけではない!?

 キャバリアーズが弱いわけではない。

 1戦目こそ敵地でディフェンスが崩壊して負けたが、2戦目からはウォリアーズ対策を講じ、手を変え人を変え対応もしている。

 3戦目は、これまで攻撃にあまり参加出来ていなかったJR・スミスやカイル・コーバー、リチャード・ジェファーソンの組み立てを作り、オフェンスでの多様性も見せていた。

 言うまでもなく、レブロン・ジェームズそしてカイリー・アービングは持っている全てのスキル、フィジカルな能力及びメンタルのタフさ、決定力の強さを極限まで出してチームを牽引している。

 3戦目はレブロンが45分出場して39点、11リバウンド、9アシスト。カイリーは44分出場し、38点、6リバウンド、3アシスト。2人とも超人的な、いや、それ以上のヘラクレス級の活躍をしているのである。

 さらにキーマンになると言われていたケビン・ラブもシュートこそ目立たなかったが、得意のオフェンスリバウンドを量産し、何度もチームに2度目の攻撃機会をもたらし流れを引き込んだ。

【次ページ】 第3戦は、キャバリアーズが逆襲に出るはずだった。

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レブロン・ジェームズ
カイリー・アービング
クリーブランド・キャバリアーズ
ケビン・ラブ
ステフィン・カリー
クレイ・トンプソン
ケビン・デュラント
ゴールデンステイト・ウォリアーズ

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