ファジーカス、ロシターという外国人のフィット度合い。

　決勝は川崎対栃木の顔合わせとなったが、外国人選手がチームの戦略にフィットしているチームが最後に残ったな、という印象だ。

　東京も面白いチームだったが、ガードのディアンテ・ギャレットの個人技が良くも悪くも勝敗に影響した。川崎との第3戦では、チームのケミストリーをうまく演出することが出来なかった。

　その点、川崎のファジーカス、栃木のロシター（さらにはジェフ・ギブスも含め）は、チームのケミストリーに大きく貢献している。「セルフィッシュ」ではなく、「チームファースト」のマインドは、彼らのプレーぶりを見れば分かる。

　さて、5月27日に代々木第一体育館で行われる決勝だが、ファジーカス、ロシターがどのような働きをするのか、ぜひとも見て欲しい。

　記念すべき初代王者を決める試合、NBAを上回る熱戦を期待したい。