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阪神なら報知、巨人ならデイリー!?
プチ鹿島4月のスポーツ新聞時評。 

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プチ鹿島

プチ鹿島Petit Kashima

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posted2017/05/01 17:00

阪神なら報知、巨人ならデイリー!?プチ鹿島4月のスポーツ新聞時評。<Number Web> photograph by Sports Graphic Number

新聞各紙はそれぞれに独自の論調、名物コラムを持つが、特にスポーツ新聞ではそれが顕著なので、読者としてもより一層視野が広がるはず。

「オレが巨人」と「オレが阪神」の深い深い意味。

 調べてみると第1回のサブタイトルが「ウーマン・パワーをやっつけろ!」だったという。男女平等の今からするとクラクラしてしまうタイトルだが、「男としての自信に揺らぎ」を感じたこの時代の空気なのだろうと筆者は推察する。

 そして、今季東京ドームの入り口に掲げられている巨人スローガンの「オレが巨人。」の話になる。

《当たり前のことを改めて言うってことは、半世紀前の男と同じく「ジャイアンツ・プライド」も危機に直面しているのだろうか。》

 これ、「報知」のコラムが書いているからこそ面白いと思うのだ。締めは以下。

この3連戦に限っては、もうすぐ40歳の福留さんがすごすぎた。掛け値なしの『オレが阪神。』―。脱帽です。

 この日の題名は「オレが阪神。」だった。

 阪神ファンこそ読んだら嬉しい内容。

 どうだろう、こうして「相手陣営」の論調や記事を読んでみると新聞はさらに楽しめると思いませんか? それはスポーツ新聞も一般紙も同じだと思うのです。

 以上、4月のスポーツ新聞時評でした。

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