1試合も無駄にしないだけの真の覚悟を持てるか。

　それでも2011年の女子サッカーW杯での優勝や、2015年のラグビーW杯での躍進で起こった盛り上がりを考えれば、国内的に結果を残すことへの執着が強いのはあきらかだ。

　結果を残せるようになって初めて、内容について口にできる。だからこそ、これまでのW杯最高成績であるベスト16以上を目指さなければならない。

　チームの真の目標を見据えて、そこにむけて1試合も無駄にしないだけの真の覚悟を持つこと。そして、そのためにプロとして努力をしていく資質。そこにこそ日本の強みがあり、そこを突き詰めていくしかない。

　その道をおぼろげながらも照らし出したのが、3月の最終予選の2試合だったのだ。