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なでしこジャパンは生まれ変われるか?
横山久美、長谷川唯ら新世代の通信簿。 

text by

日々野真理

日々野真理Mari Hibino

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photograph byGetty Images

posted2017/03/26 08:00

なでしこジャパンは生まれ変われるか?横山久美、長谷川唯ら新世代の通信簿。<Number Web> photograph by Getty Images

体格で大きく勝るオランダ代表選手と競り合う長谷川唯。その技術と俊敏性は、世界でも十分通用した。

新しいチームとして生まれ変わるためには……。

 強く、愛されるチームになるために――。

 世界一になって以降、多くの人に愛されてきたなでしこジャパン。

「みんなが同じくらいこのチームのことを強く思えたら、優勝できるはずです」

 これは宮間あや選手が世界大会にのぞむ際に、いつも口にしていた言葉だ。

 これこそが、苦しい時にでも踏ん張れるチームであった重要な要素でもあり、このチームの支えだった。チームのために、仲間のために戦える、思いの強い人たちが集まった集団。ピッチ内外であふれる、ひとりひとりの代表に対する思いの強さ。それがプレーを通して、見ている人の胸を打ち、なでしこの人気にもつながっていたのではないだろうか。

 ひとりひとり、自分が“候補”ではなく、自分が何とかするという姿勢を持ち、このチームを自分のチームだと愛することが出来るようになる時が、本当のチームとして新しく生まれ変われる時なのかもしれない。

高倉監督の新しいチームを国内戦で見守りたい。

「チーム、個人、私自身も、いかに自分のこととして取り組めるか、みんなでトライして成長していかないといけないと思います。こうして負けた現実を受け止めて、選手たちが伸びてくれたら、この大会は無駄じゃなかったといえると思います」と、大会の最後にコメントした高倉監督。

 次のW杯まで、あと2年。

 世界で勝つために、指揮官が、ここからどういうメンバーを選び、チームをどう作り上げていくのか期待をしたい。そして何より、選手個々が所属チームにいる間にも、どれだけ貪欲に上を目指せるかが、今後のなでしこジャパンの成長のカギを握っているはずだ。

 代表メンバーの多くがプレーするなでしこリーグは、この週末に開幕。そして、なでしこジャパンに高倉監督が就任後初の国内試合(コスタリカ戦)が、4月9日に熊本で開催される。再び輝くための“今”を、逃さずに見守り続けたい。

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