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クラシック戦線で名門復権なるか。
サトノアレスが背負う社台の看板。

posted2017/03/18 08:00

 
クラシック戦線で名門復権なるか。サトノアレスが背負う社台の看板。<Number Web> photograph by Kyodo News

朝日杯FSで2歳王者となったサトノアレス。年明け以降も順調な調教を積み、春の大舞台へと準備を進めている。

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島田明宏

島田明宏Akihiro Shimada

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Kyodo News

 クラシックの足音が近づいてきた。

 牝馬は週明けのフラワーカップ(3月20日、中山芝1800m)、牡馬は今週末の若葉ステークス(3月18日、阪神芝2000m)とスプリングステークス(3月19日、中山芝1800m)、来週末の毎日杯(3月25日、阪神芝1800m)でトライアルや前哨戦が終わり、クラシック出走馬の陣容がほぼ整う。はたして今年はどんな戦いが繰りひろげられるのか。

 早い時期から、今年の3歳世代は牝馬のレベルが高いと言われてきた。

 その筆頭が、昨年、3戦3勝で2歳女王となったソウルスターリング(父フランケル、美浦・藤沢和雄厩舎)だ。

ソウルスターリングはダービー制覇もあり得る。

 年明け初戦は桜花賞トライアルのチューリップ賞。前半3ハロンが34秒2という過去10年で最も速い流れを好位につけて追いかけ、先行馬が総崩れになるなか、自分だけが楽な手応えのまま、グイッと伸びた。鞍上のクリストフ・ルメールがゴール前で右ステッキを数発入れたのは、気合を入れるためではなく、内に切れ込みそうになったのを修正するためだろう。

 これで4戦4勝。父が14戦無敗のフランケルで、母が仏オークスなどGIを6勝した名牝スタセリタという超良血そのままの、素晴らしいパフォーマンスを見せている。

 桜花賞では圧倒的人気を背負うだろうが、アクシデントでもない限り、期待を裏切ることはなさそうだ。

 いささか気が早いが、もしダービーに出走すれば、数々の金字塔を打ち立てながら、いまだダービー優勝のない伯楽・藤沢調教師に初めての栄冠をもたらす可能性も、けっして小さくないように思う。

【次ページ】 ミスエルテ、ファンディーナらが対抗馬となれるか。

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