スタジアムで「海ポチャ」って!?

　2月のサンウルブズ戦で「第1号」が記録され、話題になった。

　バックスタンドが関門海峡に面しており、ボールが海に飛び込む可能性がある。落ちた場合、主催者のコスト負担で、船でボールが回収される。

　ギラヴァンツの選手たちにこの話題を聞いた。

　地元小倉北区出身で、ファンからも強く愛されるFW池元友樹は「ピッチから、海は見えないんですよ～」と言い、こう話を続けた。

「先日のラグビーで出た時には、チーム内でも『おおっ』と話題になりました。ただ、サッカーだとどうでしょう。ゴール裏に海があるんだったら、どんどんボールは飛んでいくでしょうが、サイドであそこまで大きく蹴りだすという状況は生まれにくいと思うんですよね」

　確かに。草サッカーなら慌てて「大きくタッチライン外にクリア」という状況は時折見かけるが、プロの世界では外に大きく蹴りだすことはよほどの状況か。

　逆に言うとJリーグで「海ポチャ」を目にするのは、ものすごいレアケース、ひいては縁起物になる!?

「魚つり禁止」という衝撃の注意書きが！

　筆者自身、2月18日に行われたラグビーマッチでのスタジアム・プレオープンの際に、Twitterでこうつぶやいて、大きな反響を得た。

「スタジアムでの禁止事項に『魚つり』。これは日本初。いやいや世界初では!?」

　1400リツイート、900のいいね、26万7000アクセスを記録した。

　実際にバックスタンドの裏側に行くと、思わず釣りがしたくなる。

　筆者自身、10代の頃に友達とこのあたりに夜遊びに出かけ、大騒ぎしていて釣り人のおっちゃんに「静かにしろ！」と怒鳴られた記憶がある。

　そもそもは、公共施設で勝手に釣りをすることが法で禁じられているのだという。

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