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15歳の久保建英、U-20の中心になる。
飛び級懐疑説を封じる完璧なゴール。 

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戸塚啓

戸塚啓Kei Totsuka

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posted2017/03/10 08:00

15歳の久保建英、U-20の中心になる。飛び級懐疑説を封じる完璧なゴール。<Number Web> photograph by AFLO

2020年の東京五輪に19歳で出場して、そのままA代表へ。そんな夢のコースを、久保建英ならばやすやすと成し遂げそうである。

この日見せた2トップがベストポジション。

 2列目のプレーヤーたちは、それぞれに異なるキャラクターを持っている。それだけに、彼らと久保を競わせることはない。2トップの一角で起用するべきだ。中盤に落ちてボールをさばくことでリズムをもたらしたり、ドリブルで密集を切り裂いたりする久保のプレーを、チームの攻撃力アップへ結びつけていくのだ。

 U-20日本代表が次に活動するのは、今月20日からの海外遠征だ。その後は5月11日からの強化合宿と海外遠征を経て、20日開幕のU-20W杯へ臨む。

「残りの時間ではあまり変われないと思いますけど、自分ができることを精いっぱいやります」と久保は話す。開幕までの2カ月という時間で、テクニックが飛躍的にレベルアップするとか、167cmの身長が目に見えて伸びるとかいったことは、もちろんないだろう。

 それで、かまわない。同世代よりレベルの高いチームに飛び込むことで、久保の才能はさらに引き出される。15歳の少年が見せるゲームのビジョンが、年上のチームメイトを刺激する。久保の存在は様々な化学反応を生み出し、チームの可能性を拡げていくのである。

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