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陽岱鋼は有望、糸井嘉男は不安?
セ・パ間移籍と交流戦の相関性。

posted2017/02/20 07:00

 
加入1年目でキャリア初の打率3割を目指すと公言した陽。交流戦での実績を通年で残せれば、決して大言壮語ではない。

加入1年目でキャリア初の打率3割を目指すと公言した陽。交流戦での実績を通年で残せれば、決して大言壮語ではない。

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小関順二

小関順二Junji Koseki

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Nanae Suzuki

 FAを含めて、今シーズンは移籍や人的補償などによって新天地で迎える選手が多い。主な選手は下記の通り。

巨人:陽岱鋼、山口俊、森福允彦、吉川光夫、石川慎吾
DeNA:平良拳太郎、田中浩康
阪神:糸井嘉男
日本ハム:大田泰示、公文克彦、村田透
ソフトバンク:デスパイネ
楽天:岸孝之、小山雄輝
オリックス:金田和之

 FA権を行使しての移籍は陽、山口俊、森福、糸井、岸の5人で、陽の日本ハムへの補償は金銭、山口俊のDeNAへの補償は平良、糸井のオリックスへの補償は金田、岸の西武への補償は金銭だった(森福は金銭・人的補償が発生しない)。

 これらの移籍が今シーズン、吉と出るか凶と出るか、いろいろな意見がある。その中で他リーグに移籍した選手は、前球団での交流戦で残した成績が反映される傾向にある。

小笠原道大は交流戦1年目こそ苦しんだが復調。

 野手のケースから見てみよう。

 まずは2007年に日本ハムから巨人にFA移籍した小笠原道大である。日本ハム時代、'05年の交流戦では5本塁打を放ちながらも打率.206と苦しんだ。

 しかし翌年は打率.295、9本塁打と持ち直した。この好調をそのまま巨人1年目に持ち越し、'07年の最終成績は打率.313、31本塁打、88打点だった。

【次ページ】 内川、坂口も前所属で好成績を残していた。

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