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高橋純平を睨み、見守る“鬼”が1人。
担当スカウトが選手のためにする事。 

text by

安倍昌彦

安倍昌彦Masahiko Abe

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photograph byKyodo News

posted2017/02/15 07:00

高橋純平を睨み、見守る“鬼”が1人。担当スカウトが選手のためにする事。<Number Web> photograph by Kyodo News

プロ入り時にソフトバンクの歴史に残る好条件で契約した高橋純平。2年目の19歳だが、周囲の期待はすでに過熱しはじめている。

「まあでも、今年ぐらいは面倒みてやりたいかも」

「まあ、でも……う~ん……」

 小首をかしげるクセがもう一度出て、

「今年1年ぐらいは面倒見てやりたい、かもしれないな……。もっとも、向こうから何か言ってくれば、だけど」

 アマチュアからプロへの橋渡し役。

 “スカウト”という立場をわきまえている。

「純平、オレの下の息子と同い年なんだよね」

 さあ、ヒルメシだ。台頭の兆し、そしてその予感。

 ランチ会場に向かう山崎スカウトのグラウンドコートの背中が、すごく誇らしく見えていた。

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