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中村俊輔加入に心躍らせ磐田へ。
川又堅碁「脱・しょぼぞう」だ!

posted2017/02/05 08:00

 
磐田では20番を背負う川又(左端)。武骨な風貌のストライカーは中村という“新・相棒”を得て得点量産を狙う。

磐田では20番を背負う川又(左端)。武骨な風貌のストライカーは中村という“新・相棒”を得て得点量産を狙う。

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二宮寿朗

二宮寿朗Toshio Ninomiya

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Kyodo News

 ん!? 新しい外国人選手かな。

 1月14日、ジュビロ磐田に移籍した中村俊輔のチーム初練習を取材するために訪れた大久保グラウンドで、目当ての人よりも先に日本人離れしたいかつい体つきの男が目に飛び込んできた。

 目を凝らしてよく見てみると、丸刈り頭のその人は中村と同じ新加入組の川又堅碁だった。でも名古屋グランパス時代より体がひと回り大きく、たくましくなっていて、特に臀部あたりはジャージの上からでも「違い」が明らかに分かるほどだった。

俊輔も“オーバーペース”の川又に苦笑い。

 インターバル走では指定された秒数にお構いなくペースを上げ、同じグループで走っていた中村もジェスチャーでツッコミを入れていた。

 練習後に中村は苦笑いして、同じ新加入組でいかつい体つきの男について言及した。

「あれは、よくないでしょ(笑)。決められた秒数でやらないと、意味がなくなってくるんだから。まあでもアイツのそういうところは、フォワードっぽいけどね」

 川又にも少し話を聞ければと思って待っていたが、クラブハウスからなかなか出てこない。スタッフによれば、ずっと筋トレをやっているとのこと。練習初日から、気合い十分である。

 雄大な桜島をバックに、彼は最後まで居残ってシュート練習に励んでいた。

 あれから2週間近く過ぎた、鹿児島キャンプ2日目。

 見守る名波浩監督と会話を交わしながら、辺りが薄暗くなるまでゴールネットを揺らし続けた。

 練習を終えても、筆者の目には体から湯気が立っているように見えた。

【次ページ】 名古屋では2ケタ得点を奪えず、J2降格という岐路。

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