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選手権、来季の目玉を早くも発掘!
鹿児島城西・生駒仁という万能型CB。

posted2017/01/07 07:00

 
2016年には世代別代表にも招集された。日本サッカーが渇望する万能型の大型CBとして、生駒仁の名前が知れ渡っていくはずだ。

2016年には世代別代表にも招集された。日本サッカーが渇望する万能型の大型CBとして、生駒仁の名前が知れ渡っていくはずだ。

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安藤隆人

安藤隆人Takahito Ando

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AFLO

 ベスト4が出揃った第95回全国高校サッカー選手権大会。

 4校の陰には、敗れ去った44校の涙があった。そこには2年生の存在もあった。持ち味を出せた選手、輝ききれなかった選手、一度も脚光を浴びられなかった選手。

 その中には、来年度の大会で目玉となる可能性を秘めた逸材がいる。

 すでに多くのJクラブが獲得に向けて動き出している、鹿児島城西のDF生駒仁だ。

 185cmの高さと屈強なフィジカル、そしてスピードとカバーリング能力も兼ね揃えているセンターバックは、今回が2年連続での選手権出場だった。

「プロになることが目標」と、Jのキャンプにも参加。

 昨年度の選手権は2つ上の兄・稀生(現・大阪学院大)と兄弟CBコンビを組んだ。当時は兄のカバーに助けられつつ、身体能力の高さを存分に披露した。鹿児島育英館中(鹿児島城西と中高一貫)時代に全国中学校サッカー大会で準優勝に貢献し、入学直後からレギュラーを掴んでいただけに、プロスカウト達の目に留まる時期も早かった。ある強豪クラブのスカウトはその素材に惚れ込み、早い段階から必ず足を運ぶようになった。

 兄が卒業した今年度は、DFリーダーとしての責務が与えられ、春にはJクラブのキャンプにも参加。「プロになることが目標」と豪語する彼にとっては、大きな自覚が芽生える1年となった。

「昨年は兄に頼っていた部分が多かったですが、今年は自分がやらないといけないと思っています。そのためには個のレベルアップをしないといけない。まだまだ課題は多いですが、シュートブロック、カバーリングを極めていきたい。空中戦はもともと得意なので、さらに磨いていきたい」

【次ページ】 1年間で飛躍したのは“右足の踏み込み”能力。

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