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ラミレス監督、Number独占告白。
外国人選手との交流は難しい!? 

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日比野恭三

日比野恭三Kyozo Hibino

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photograph byHideki Sugiyama

posted2016/12/14 07:00

ラミレス監督、Number独占告白。外国人選手との交流は難しい!?<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

同じベネズエラ出身のロペスとラミレス監督。成績に波があったものの、ロペスとは9月時点で来季からの2年契約を結ぶほどの信頼関係にある。

勝率5割をキープできればチャンスがあると。

――前半戦は40勝44敗(3分)。結局、3位まで順位を上げて終えました。後半戦はどれぐらい戦えると思っていましたか?

「セ・リーグのチームの長短所も分かったうえで、ベイスターズは必要な戦力が揃い、さあこれからだというところだった。カープとジャイアンツ以外に5割をキープできるチームはない、ベイスターズも5割をキープできればチャンスがあると思っていた」

――この時点で、1位のカープとはすでに11.5ゲーム差がついていました。カープの上をいくことは、現実的な目標として考えていましたか?

「現実的には厳しいと思っていた。ベイスターズとカープだけの戦いなら、毎カード、勝ち越せるとは思っていたが、うち以外のチームがカープに対して厳しい戦いを強いられていたので、追いつくことは難しいと。タイガースとカープの対戦成績を見れば理解してもらえるだろう(前半戦終了時、タイガースはカープに対して4勝11敗)」

――前半戦のMVPは誰でしょうか。

「野手であれば(すでに22本塁打をマークしていた)筒香だ。投手は2人、山口(前半戦終了時6勝4敗)と石田(健大・同6勝3敗)を前半戦のMVPに挙げたいと思う」

                                                                                (通訳:長谷川有朋)

 そして戦いは後半戦へ。日本を代表する大砲に成長した筒香が打線を牽引するが、調子の波の大きな選手が多く、なかなか上位に浮上できない――。インタビュー第3回では、選手の好不調をどう捉えていたか、具体的な名前を挙げつつ監督に語っていただきます。お楽しみに! 

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