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<三井ゴールデン・グラブ賞3年連続受賞コンビ>
松田宣浩/今宮健太 最強! 俺たちの三遊間。 

text by

田尻耕太郎

田尻耕太郎Kotaro Tajiri

PROFILE

photograph byHideki Sugiyama

posted2016/11/15 11:00

<三井ゴールデン・グラブ賞3年連続受賞コンビ>松田宣浩/今宮健太 最強! 俺たちの三遊間。<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

小久保さん、ムネさんから学んだ一生懸命さ。

――ソフトバンクは投手力や強打で勝つイメージですが、強いと言われるチームは必ず守備力が高い。チーム全体の意識を高めるシートノックやボール回しは、プロ野球12球団一の正確性とスピードを誇るのではないでしょうか。

NOBUHIRO MATSUDA
1983年5月17日、滋賀県生まれ。中京高、亜細亜大を経て、2005年のドラフトの希望入団枠で福岡ソフトバンクホークス入団。'07年から一軍に定着。'11年三井ゴールデン・グラブ賞初受賞。'12年は逸したが、'13年から3年連続で受賞している名三塁手。181cm、88kg。

今宮 入団した当初から、ファームでも(そうした守備への)意識が浸透していましたから、当たり前だと思っています。なので、他の球団のシートノックやボール回しを見ても、ただボールを受けて投げているだけのように見えて、どうかなと感じることもあります。その差が守備力に出ていると思います。

松田 鳥越(裕介・内野守備走塁)コーチが常に一球を大切にして、気を抜くことなくノックを打ってくれる。常に目を配り、少しでもボーっとしていたら叱ってくれる。

今宮 その存在がすごく大きいですね。

松田 僕らはどんな時でも遊び気分でやることはない。小久保(裕紀)さんやムネ(川崎宗則)さんもそうだった。華やかなプレーは、一生懸命な中で自然に出るものです。ハナからやるものとは違う。

今宮 基本があっての応用。応用ありきじゃない。基本がないと次のステップには進めません。僕もそこからスタートして、やっと基本の“ほ”くらいのところまで来たかなと思ってます。

――2人とも昨季まで3年連続で「三井ゴールデン・グラブ賞」に輝いています。この賞の価値、また三遊間コンビで受賞し続けていることをどう思いますか。

松田 三井ゴールデン・グラブ賞を獲った経験の有無ってすごくデカい。一度獲ることで、守備の奥深さに気づかされ、守備がどんどん好きになるよな。

今宮 それ、分かります。’13年に初受賞した時に松田さんに言われたんですよ。「1度獲ったら、2度も3度も、いや何度でも欲しくなるぞ」と。本当に欲しい賞です。

松田 実際、打撃のタイトルよりも嬉しい。1年間守りきった自信、やりきった充実感を評価してもらえるから。賞をもらって、守備に対する意識はより強くなりました。受賞経験がない選手はエラーをいくつしても「俺は下手や」で終わるけど、僕はそうはいかない。3年連続でもらったというのが戒めとなって、より上手く、もっと貪欲にという気持ちにさせてくれていますね。

今宮 三遊間を僕と松田さんの2人でずっと獲っていることがいいモチベーションになっています。

【次ページ】 トロフィーを手に取った瞬間、ズシッときます。

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