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ライバルは“韓国のメッシ”イ・スンウ。
U-19代表・堂安律が目指す世界基準。 

text by

安藤隆人

安藤隆人Takahito Ando

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photograph byAFLO

posted2016/10/27 11:00

ライバルは“韓国のメッシ”イ・スンウ。U-19代表・堂安律が目指す世界基準。<Number Web> photograph by AFLO

堂安が目指すのは「チームを勝たせる選手」。バルサのカンテラ育ちで3つ年下の久保建英のことも強烈に意識するという。

いざ、イ・スンウが待つ、来年5月のU-20 W杯へ!

「今日は本当に身体が思った通りに動いた。FWにボールが当たったときも、これまでは後ろでサポートしながらボールを待っていたけど、内山(篤)監督からも『もっと追い越せ』と言われていて、それをしっかりと意識してやったことで、逆にいい形でペナルティーエリア内に入ることが出来たり、得意の1対1のシーンに持ち込むことが出来た。メンタル、メンタルとはあまり言いたくないけど、それが要因にはなったと思う。今日の試合が終わってからの疲労感は、今までと全く違ったし、今日の90分間はホンマに楽しかったです」

 大一番でようやく取り戻した自分らしさ。それは同時に自らのメンタルコントロールを成功させ、バーレーンの地で新たな成長を手にしたことを意味した。

 そして、“倒さなければならないライバル”の姿を明確に捉えた彼は、さらなる闘志を燃やし始めた。

 イ・スンウが待つ、来年5月のU-20W杯。

 その前にこれまでのチームが一度も成し遂げていないAFC U-19選手権制覇に向けて――。

 若き「G大阪の至宝」は、新たな一歩を力強く踏み出した。

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