個人的な数字よりも、優勝のために打つだけ。

「期待をプレッシャーに感じることはありません。だけど、損しとるなと思うときはあります（笑）。そこそこ打ったくらいじゃ、アイツ全然打たんなって言われますから。でも、それだけ期待をされているんだし、野球選手として期待されなくなったらオシマイ。だから、その意味では、ボクは幸せなんだと思います」

　ここ最近のホークスは終盤の痛い逆転負けが続いているが、29日時点では、相変わらずの「マイナス0.5差」で首位をキープしている。投手陣に不安はあるが、柳田のバットとリンクするように打線全体は上向きだ。あれほどなかった2桁得点を2試合続けるなど、5試合連続で5得点以上をたたき出している。

　V3へのキーマンは、間違いなく柳田悠岐だ。

「もう、個人的な数字は気にしていません。優勝するためにとにかく打つ。そして点が入ればいいかな」