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全校が出揃う7日目までの注目選手!
第一印象は「好投手が揃った」大会。

posted2016/08/06 11:00

 
49校の代表が、1校の勝者と48校の敗者に分かれる甲子園。今年も、夏がやってくる。

49校の代表が、1校の勝者と48校の敗者に分かれる甲子園。今年も、夏がやってくる。

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小関順二

小関順二Junji Koseki

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NIKKAN SPORTS

 第98回全国高校野球選手権大会は出場校すべてが登場する7日目・第2試合までの組み合わせが決まった(最後に登場する創志学園は対戦相手が決まっていない)。今大会を俯瞰した第一印象は「好投手が揃った」ということ。まず超高校級の評価を受けている投手は次の10人だ。

 鈴木昭汰(常総学院) 左投左打 176cm/77kg
 今井達也(作新学院) 右投右打 180cm/72kg
 早川隆久(木更津総合)左投左打 180cm/73kg
 高橋昂也(花咲徳栄) 左投左打 181cm/83kg
 藤平尚真(横浜)   右投右打 185cm/83kg
 藤嶋健人(東邦)   右投右打 175cm/78kg
 寺島成輝(履正社)  左投左打 183cm/85kg
 村上頌樹(智弁学園) 右投左打 174cm/78kg
 高田萌生(創志学園) 右投右打 178cm/75kg
 堀 瑞輝(広島新庄) 左投左打 177cm/72kg

 実は都道府県大会が始まる前に高い評価を受けていたのは九州勢だった。とくに騒がれていたのが濱地真澄(福岡大大濠)、梅野雄吾(九産大九産)、山本由伸(都城)、太田龍(れいめい)の4人で、彼らが甲子園でどんなピッチングを見せるのか楽しみにしていたスカウトも少なくない。それが全員姿を消してしまった。

一度は寂しい大会を予感したが、続々と本格派が。

 150kmを優に超える北北海道の左腕・古谷優人(江陵)、関東の剛腕・島孝明(東海大市原望洋)も敗れ、昨年春の選抜制覇に貢献した敦賀気比の投打の柱、山崎颯一郎、林中勇輝(遊撃手)も早々と姿を消した。寂しい大会になりそうだと一瞬でも思った気持ちをわかってほしい。それが7月後半に突入すると全国に点在する本格派が続々と甲子園に名乗りを挙げてきたのだ。これは本当に嬉しかった。

 前に挙げた超高校級10人のうち左腕は鈴木、早川、高橋、寺島、堀の5人、右腕は今井、藤平、藤嶋、村上、高田の5人で、プロのスカウトがとくに評価しているのが高橋、藤平、寺島、高田の4人だ。

【次ページ】 花咲徳栄の高橋は、球も速いがコントロールが凄い。

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