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Number独占試写会『ペレ 伝説の誕生』
17歳の少年がブラジルサッカーを変えた。

posted2016/07/05 11:30

 
Number独占試写会『ペレ 伝説の誕生』17歳の少年がブラジルサッカーを変えた。<Number Web> photograph by 2015 Dico Filme LLC

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2015 Dico Filme LLC

 マラドーナ、メッシ、クライフ……サッカー史上最高の選手は誰かということについては、生きてきた時代や趣向、見てきた映像などによって大きく意見が分かれ、議論が尽きることはないだろう。だが、この人を超えるサッカー選手はいまだかつて現れていないといえる。

 ペレ。本名、エドソン・アランチス・ドゥ・ナシメント。“20世紀最高のアスリート”と称され、現役引退からおよそ40年を経たいまも“サッカーの王様”として君臨し続ける理由は、誰も成し遂げたことのない圧倒的な実績にある。

 W杯に4度出場し、3度の優勝。世界最多記録の1283得点(1375試合)。

 弱冠17歳で出場した1958年W杯スウェーデン大会では、6ゴールの活躍でブラジルに初の栄冠をもたらした。このとき、彼が偶然背負った“10番”は、その後世界中のサッカー選手が憧れるエースナンバーとなった――。

「どのような選手で、どう生きてきたのかを次世代に」

 15歳でサントスFCにスカウトされ、その18カ月後には母国の英雄となった“キング・ペレ”の夢と信念が生んだ感動の実話を描いた映画『ペレ 伝説の誕生』のNumber独占試写会が、去る6月30日と7月1日の2日間にわたって行なわれた。

 多数の応募のなかから、厳選なる抽選でご招待した64名の方々の反応は上々で、アンケートにご協力いただいた方の平均点数は、100点満点中92点という高得点。

 試写後は、爽快な笑顔をみせる方もいれば、感動のあまり目に涙を浮かべている方もいた。

「自分がどのような選手で、どう生きてきたのかを次世代に伝えたかった」というペレ本人の想いは、遠く海を越えて日本人の観客にも大いに伝わったようだ。

 今回の作品では、スラムで育ち、まともなボールもスパイクもない環境のなか、ストリートサッカーで技術を磨いていった幼少期から、サントスFCのスカウトの目に留まり、17歳にしてブラジルをW杯初優勝に導くまでの“キングの原点”が描かれている。

【次ページ】 極貧の少年時代、ペレに一歩を踏み出させた家族愛。

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