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プチ鹿島、6月のスポーツ新聞時評。
「神ってる」「アモーレ」流行語続々!

posted2016/07/01 17:00

 
プチ鹿島、6月のスポーツ新聞時評。「神ってる」「アモーレ」流行語続々!<Number Web> photograph by Naoya Sanuki

鈴木誠也の3試合連続決勝弾から生まれた名言「神ってる」。さらに、お立ち台に立った際にする「誠也シャワー(氷水を頭から被ること)」も流行中だ!

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プチ鹿島

プチ鹿島Petit Kashima

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Naoya Sanuki

 プロ野球の交流戦が終了し、リーグ戦再開(6月24日)までに数日間の空白があった。

 こういうとき、1面に何を書くかで各スポーツ新聞の色が出る。もっと言えば腕の見せどころ。リーグ戦再開までどんな1面できたのか。気になったものを並べてみよう。

◆6月22日(水)
『イチを球宴に連れて行こう!!』 (日刊スポーツ)
『清宮 “怪物シフト”で甲子園』(スポーツニッポン)
『由伸1番期待 山本をシゴく』(スポーツ報知)

 この日の注目は早実・清宮幸太郎内野手のスポニチ1面である。

 怪物シフトとは野球の守備ではなく「運営、警備、テレビ中継」という周辺の準備のこと。昨年の清宮フィーバーでスポーツ新聞は盛り上がった。今年もこの時点で清宮ネタは1面である。

 スポーツ報知の「山本」とは巨人ドラフト5位ルーキー・山本泰寛のこと。慶大後輩でもある山本への由伸監督の期待がわかる記事。それにしても、私が気になるのは山本の背番号「56」だ。背中からみると「山本五十六」と読める。偶然なのかシャレなのか。

◆6月23日(木)
『即決「1軍で」 由規 支配下GOサイン』(サンケイスポーツ)
『西岡 アホになりたい』(デイリースポーツ)

 見過ごせないのはデイリーである。見出しのインパクトは今季トップクラス。

 読んでみると「激白・外野志願の真相」のことだった。「わがままから始まりケガ離脱で挑戦決意」「笑われてもクソ生意気でもいいから超変革」という見出しが踊る。ここでも超変革。

◆6月24日(金)
『阿部1発芸』(日刊スポーツ)

 1発芸とは本塁打後の新パフォーマンスのこと。

《巨人阿部慎之助捕手(37)は23日、本塁打後の新パフォーマンスに「DAB(ダブ)ポーズ」を発信することを誓った。ダンス界に始まり、世界のスポーツシーンで流行しつつある決めポーズ。(中略)一進一退のチームをノリに乗らせ、6ゲーム差の首位広島へ、猛追ステップを踏む。》

 しかし、リーグ戦が再開すると広島カープはますます勢いに乗った。6月29日には32年ぶりの11連勝を達成!

【次ページ】 鈴木誠也発の「神ってる」はスポーツ新聞の流行語に。

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