モータースポーツ解体新書BACK NUMBER

トヨタ GAZOO Racingの2016年は?
モータースポーツ活動計画を発表。 

text by

大串信

大串信Makoto Ogushi

PROFILE

photograph byTOYOTA

posted2016/02/15 18:00

トヨタ GAZOO Racingの2016年は?モータースポーツ活動計画を発表。<Number Web> photograph by TOYOTA

WRC、WEC、ニュルブルクリンク24時間耐久レース、全日本ラリーで戦うトヨタの車両たち。

脇阪寿一が引退し、チームルマンの監督へ。

 国内ではSUPER GT GT500クラスに、LEXUS GAZOO Racingとして参戦、TRD(トヨタ・レーシング・デベロップメント)を通して5チーム6台を支援する。使用される車両は昨年と同じ「レクサスRC F」だが、シリーズチャンピオン奪回のため16年型へアップデートが加えられている。またGT300クラスには新たに開発されたトヨタプリウスGTが2台、レクサスRC F GT3が1台参戦することになっている。

 一方、全日本スーパーフォーミュラ選手権には基本設計がSUPER GT GT500クラス用と同じ直列4気筒2リッター直噴ターボエンジン(Rl4A)を6チーム計11台に対して供給する。こちらは昨年から連続でシリーズチャンピオン獲得を目指す。

 また、従来から引き続き世界や日本で活躍できるドライバーを育成するためのプログラムとして、ラリーでは「TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラム」を、レースでは「TDP(トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム)」の展開とその対象選手が発表された。

 なお、今回の発表会では、15年間にわたりトヨタの主力ドライバーであった脇阪寿一選手がSUPER GT GT500クラスのドライバーを引退し、新たにチームルマン監督として活動することが発表され、当日欠席していた豊田章男社長からねぎらいのメッセージと、花束が贈られた。

『TOYOTA GAZOO Racing』   http://gazooracing.com
モータースポーツへの挑戦   http://gazooracing.com/pages/special/challenge/

BACK 1 2
脇阪寿一
中嶋一貴
小林可夢偉
GAZOO Racing

モータースポーツの前後の記事

ページトップ