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武藤嘉紀が今季14試合で7点目!
ブンデスの強力DFをどう破っている? 

text by

ミムラユウスケ

ミムラユウスケYusuke Mimura

PROFILE

photograph byTakuya Sugiyama

posted2015/12/09 18:20

武藤嘉紀が今季14試合で7点目!ブンデスの強力DFをどう破っている?<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama

「ミムラユウスケのブンデス日本人戦記」、配信は毎週金曜日の予定です。

「やっぱり後半の決定機を決めきらないと……(苦笑)」

――感想は?

「点を獲れて、チームも勝てたということは非常に良いと思いますけど、やっぱり後半(※50分)の決定機が……(苦笑)。あれはしっかり決めきらないといけなかったなと思います」

――シュートを打つ直前にイレギュラーバウンドしたのですか?

「そうですね。フリーすぎて、後ろ(※クロスから見たファーサイド)にも選手がいて、『オレが打つ、オレが打つ』とかなり言っていて。どうしようと思って、後ろの選手がフリーだったのですが、自分で行こうと思ったら変なところに当たってしまって、あれは絶対に決めないといけないと思います」

――1試合を通しての自身のパフォーマンスについては?

「良かったんじゃないですかね。動き出しも良かったですし、もう少しパスが合えば、裏に(パス)一本で抜けられるシーンも、たぶん2,3回あったので。そこはしっかり合わせて。あとは、もう少しボールをもらったときに広い視野で(やりたい)。点を決めたいがために“自分が、自分が”とならないように。そこで上手く(パスを)はたいて、味方を活かすようなプレーもしなければいけないなと思います」

「フォワードらしいゴールだったなと」

――前半、強引にドリブルでペナルティエリア内に進入したものの、相手に阻まれてボールを失ったシーンなどが、そういう反省すべき点だと?

「そうですね。自分が先頭だったので、(左右)両方に味方がいて、どっちがいいのかというのを少し悩んでしまったので。ああいうところも(ボールを)奪われて終わるというのが一番良くないので。シュートを打ち切るか、しっかりパスを出すか、と」

――前半5分の先制点の場面のクロスへの入り方は手ごたえがあるのでは?

「あれはかなり、自分の中で、少ない時間のなかでも駆け引きをしていて。フォワードらしいゴールだったなと思います」

――以前「クロスに対しても良い動きが出来ている」と話していましたが、その点を具体的に教えてもらえますか?

「最初にマイナスのほうにボールをもらおうと思ったけど、相手のディフェンスがそれを読んできたと思ったので、一瞬で前に入って、点で合わせる感じでした」

【次ページ】 ブンデスでやるべき駆け引き。

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