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7年間で5勝、日本の牝馬がJC制覇。
ショウナンパンドラが「名馬」の域へ。

posted2015/11/30 11:15

 
7年間で5勝、日本の牝馬がJC制覇。ショウナンパンドラが「名馬」の域へ。<Number Web> photograph by Yuji Takahashi

距離が延びれば延びただけ強いショウナンパンドラ。有馬記念も射程圏に捉えたか。

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島田明宏

島田明宏Akihiro Shimada

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Yuji Takahashi

 やはり今年も日本馬だった。35回目を迎えた国際招待レースのジャパンカップ(11月29日、東京芝2400m、3歳以上GI)を制したのは、4番人気に支持された日本のショウナンパンドラ(牝4歳、父ディープインパクト、栗東・高野友和厩舎)だった。これで日本馬によるジャパンカップ優勝は、2006年から10年連続となった。

 ゲートが開いた次の瞬間、東京競馬場のスタンドが沸いた。前走の宝塚記念で「歴史的出遅れ」をして惨敗したゴールドシップが、ほぼ横並びのスタートを切ったからだ。

 カレンミロティックがハナを切り、アドマイヤデウス、ワンアンドオンリー、フランスのイラプトがつづいて1コーナーに入った。

 川田将雅が乗る1番人気のラブリーデイは好位の内、直後にM.デムーロが騎乗するサウンズオブアース、これらを見るように浜中俊のミッキークイーンと池添謙一のショウナンパンドラがつづく。

 先頭から最後方まで20馬身ほど。縦長になった馬群が向正面に入った。1000m通過は59秒3。このまま淀みのない流れになるかと思いきや、そこから12秒3-12秒6-12秒7とペースが落ちた。

ゴールドシップにつられてペースが急変。

 大逃げを打ったカレンミロティックが先頭のまま4コーナーに入ると、しびれを切らせたように横山典弘のゴールドシップが外から一気に進出した。

 直線入口。ゴールドシップにマクり切られてはたまらないとばかりに、内の馬たちもスパートをかけ、急にペースが上がった。

 ラスト400mを通過したところで、ラブリーデイがカレンミロティックをかわしにかかる。内からR.ムーアのラストインパクトが伸びてきて、ラブリーデイと馬体を離しての叩き合いになった。

 ラスト200m地点でショウナンパンドラの前が開いた。1完歩ごとにラブリーデイとの差を詰め、並びかけ、さらに内で粘るラストインパクトより首だけ前に出たところがゴールだった。

【次ページ】 歴史的名牝に並びつつあるショウナンパンドラ。

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