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GIウイナー9頭が揃う豪華マイルCS。
実績と近走の勢いを備えた馬は――?

posted2015/11/21 08:00

 
GIウイナー9頭が揃う豪華マイルCS。実績と近走の勢いを備えた馬は――?<Number Web> photograph by Yuji Takahashi

毎日王冠、天皇賞と僅差での負けが続いているイスラボニータ。マイル参戦はどう出るか。

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島田明宏

島田明宏Akihiro Shimada

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Yuji Takahashi

 春のマイル王か、昨年の優勝馬か、それともスピード豊かな3歳牝馬か。第32回マイルチャンピオンシップ(11月22日、京都芝外回り1600m、3歳以上GI)は、9頭のGI馬が名を連ねる豪華メンバーになった。

 実に出走馬の半数がGIウイナーである。が、しかし、過去5年の勝ち馬はみな、これがGI初勝利となった馬たちだ。実績をとるべきか、勢いをとるべきか、悩ましい。

 大舞台を勝ち切った実績と、近走の勢いの両方を持つ馬がいれば一番いいのだが、そんな馬がいるだろうか――。

 いる。イスラボニータ(牡4歳、父フジキセキ、美浦・栗田博憲厩舎)だ。

 4連勝で昨年の皐月賞を勝ち、ダービーでは僅差の2着。同年の天皇賞・秋で3着になったあとは、ジャパンカップ9着、今春の中山記念5着と本来の走りを見せられずにいたが、この秋、復帰戦の毎日王冠で3着。前走の天皇賞・秋では、16番という不利な外枠から3着に追い込み、完全に調子をとり戻したことをアピールした。

 ここが叩き3戦目。追い切りの動きも絶好だ。マイルも、新馬戦で1着、新潟2歳ステークスでハープスターの2着と実績があり、栗田調教師も「1600mから2000mは守備範囲。マイルということに関しては特別に意識していません」と自信を見せている。

ダノンシャーク、フィエロも順調だが……。

 天皇賞・秋を勝ってここに来た馬は、1987年ニッポーテイオー、2006年ダイワメジャー、'09年カンパニーと全勝しており、上位入着馬も好成績をおさめる傾向にある。イスラボニータの天皇賞・秋は「きわめて勝ちに近い3着」だっただけに、ここでも信頼できる。

 相手はどの馬か。

 昨年の勝ち馬ダノンシャーク(牡7歳、父ディープインパクト、栗東・大久保龍志厩舎)も、鼻差の2着と涙を呑んだフィエロ(牡6歳、父ディープインパクト、栗東・藤原英昭厩舎)も順調に来ている。

 ただ、ダノンは7歳秋で衰えが心配だし、フィエロは重賞勝ちすらないパンチの弱さがやはり気になる。

【次ページ】 モーリスの底力に期待、牝馬の上位もありそう。

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