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ドイツで絶賛切り裂き中の原口元気!
引いた相手にこそ、ドリブルの出番。

posted2015/09/03 11:15

 
ドイツで絶賛切り裂き中の原口元気!引いた相手にこそ、ドリブルの出番。<Number Web> photograph by AFLO

浦和レッズ時代、サポーターに数々の歓喜をもたらした原口。約1年半ぶりとなる埼玉スタジアムでのゴールを決めることができるか。

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ミムラユウスケ

ミムラユウスケYusuke Mimura

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AFLO

 W杯2次予選の再開を前に、好調を維持してゴールに絡みまくっている香川真司や、代表合流直前にドイツで初ゴールを決めた武藤嘉紀に注目が集まっている。

 その陰に隠れてはいるが、今季良いパフォーマンスを見せているのが原口元気だ。

 6月のイラク戦で代表初ゴールを決めた原口。8月から始まったブンデスリーガではまだゴールこそ決めていないが、今シーズンの彼はこれまでと一味違ったプレーを見せている。

 例えば、所属するヘルタ・ベルリンで今季初先発した8月21日のブレーメン戦。右MFに入った原口は前半から積極的にドリブルを仕掛け、1人、2人と相手を抜いていった。

 試合途中からは、相手チームの選手たちは原口に対してファールで止めるようになった。普通に対応していても抜かれてしまうからだ。

なるべく早めに、相手の届かない位置に。

 これほどドリブルでファンを魅了し、相手の脅威となる姿は、昨シーズンにはほとんど見られなかった。

 昨シーズンの終盤戦、原口はヘルタでコンスタントに試合に出られるようになっていたが、残留争いに巻き込まれたチームは、守ってカウンターを狙う戦いに終始していた。そのため、押し込んだ相手をドリブルで切り裂いていくという、今季のような戦いをするチャンスはほとんどなかった。

 見逃せないのは、原口が1年かけてドイツサッカーに慣れ、かの地で自らの力を発揮できるように努力してきたという事実だ。

「相手が1人や2人であれば、自信を持って仕掛けられると思います。現に突破できているので。仕掛け方が変わったというか、“なるべく早めに、相手の届かない位置に(ボールを)出してしまえば”、僕の俊敏性やタイミングはなかなかつかみにくいというのが1年たってわかってきたんです」

 原口は力強くそう話した。それでも「クロスであったり、シュートまで行くためにどうすればいいのかを突き詰めないといけないです」と課題を付け加えるのは忘れなかったが。

【次ページ】 強豪のCBを置き去りにした高速ドリブル。

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