霜田技術委員長のベンチ入りについては……。

デスク  「長い会見のなかで、ほかに何か興味深い話はなかったの？」

二宮  「会見の最後に、監督を評価すべき立場の霜田技術委員長がベンチ入りしていることについて自ら切り出して『彼は選手のことも環境のこともよく知っているから、1年目は特に横にいてもらいたい』とメディアにも理解を求めたんです。霜田委員長が批判の目を向けられていると知って一言、どうしても言っておきたかったのでしょうね」

デスク  「外から見たほうが客観的に評価できると思うけど、ハリルホジッチ監督の強い要望ってことなのか」

二宮  「ただあくまで個人的な意見を言わせてもらえば、それなら日本人コーチを一人置けばいい話だとは思いますよ。環境も選手も知っていてJリーグで監督経験があるような人や、これから指導者として日本を引っ張っていけるような若い人材をハリルホジッチ監督のもとに置いて経験を積んでもらえばいい。今、手倉森コーチがいるとはいっても、オシム体制のときも反町コーチ、大熊コーチと複数コーチ制を取っていましたから。監督と技術委員長の信頼関係ができているなら、そういったことも可能だとは思うんですけどね」

軽快なハンドルさばきを！

デスク  「2020年には東京五輪があるし、若い日本人指導者をスタッフに入れるというのはアリだよな。あと監督は先日、車を運転していて接触事故を起こしたそうだけど、大丈夫だったの？」

二宮  「最後に『何も問題はなかった。ご心配をおかけしました』と謝罪し、笑って会見を結んでいましたよ。幸いに、ケガ人も出なかったとのことです」

デスク  「安心したよ。くれぐれも運転には注意していただきたいね。それと、既にシンガポール戦で引き分けたわけだから、カンボジアやアフガニスタン相手によもやの“事故”だけは勘弁だよ」

二宮  「勝ち点3をしっかりと勝ち取るためにも、試合での軽快な“ハンドルさばき”に期待したいですね」