遠藤や武藤の持ち味を活かすには？
福西崇史、日本代表メンバーを語る。

＜目次＞

【1】《福西と茂野のキックオフ前？　雑談》（1）
    ～　Jリーグタイムで、浴衣着てましたよね？　～

【2】《福西と茂野のキックオフ前？　雑談》（2）
    ～　学生時代に“夏休みっぽいこと”、してましたか？　～

【3】《東アジアカップ総括》ハリルジャパン、未勝利から学ぶこと（1）
    ～　過密日程を強いられる中、組織として戦えたか　～

【4】《東アジアカップ総括》ハリルジャパン、未勝利から学ぶこと（2）
    ～　武藤、遠藤、川又、永井……“本当の良さ”を出すために　～

【5】《アディショナルトーク！》終了間際の反省会＆次号予告
    ～　次回はマインツ……に所属していた岡崎＆プレミアで！　～

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【4】《東アジアカップ総括》ハリルジャパン、未勝利から学ぶこと（2）
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    ～　武藤、遠藤、川又、永井……“本当の良さ”を出すために　～
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――チーム全体では少々残念な結果に終わりましたが、個人レベルで見ると目立った選手はいたのかなあ、と思います。

福西：茂野くんが気になった選手は誰？

――お、逆質問ですか。

福西：たまにはいいでしょ（笑）。

――じゃあ……武藤と遠藤ですね。武藤は所属する浦和での好調をそのままに、北朝鮮戦と中国戦でゴールを挙げました。その北朝鮮戦、武藤の得点を右からのクロスでアシストしたのは遠藤でした。

福西：なるほどね。間違いなくふたりは目に見える結果を残したし、今後の日本代表にとって新たな力になり得る存在だと思う。その前提の上で、ここで最初に言った“頑張っていた”の話をしようか。

遠藤は本職以外のポジションもこなせる万能性をアピールできた。

――福西さんの話しぶりからすると、“頑張っていた”に付け加えたい部分がありそうだな、とは思ってました。

福西：そうそう。もちろんプロ選手なんだから、どんなにコンディションがキツくても、100％全力で頑張るのは当然のことだし。

――サラッと厳しいですね（笑）。

福西：そういうところも踏まえた上で、遠藤や武藤は結果を残すことができた。まず、遠藤の長所は本職のセンターバックだけじゃなく、サイドバックやボランチでもこなせる万能性にある。そこをアピールできたことは評価できると思う。

――その辺りは海外組が戻ってくる9月のW杯予選でもサバイバルするためのポイントになってきそうです。

福西：そうだね。ただ4バックでの右サイドとして見た時に、本職のサイドバックと遠藤が比べられるのは少しかわいそうかな、と感じたのも事実だね。

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