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ラツィオ会長「クソ程の価値もない」。
暴言に逆襲を期す2つの地方クラブ。 

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弓削高志

弓削高志Takashi Yuge

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posted2015/07/31 10:40

ラツィオ会長「クソ程の価値もない」。暴言に逆襲を期す2つの地方クラブ。<Number Web> photograph by AFLO

レッジーナ時代には中村俊輔とチームメイトだったロベルト・ステッローネが、いまやフロジノーネの監督だ。ラツィオとの予算差は数倍に及ぶが、一泡吹かせることができるか。

今度は、彼らがロティートに赤っ恥をかかせる番だ!

 何より、ようやくラツィオと同じ土俵に立てる今シーズン、“あの男”の鼻を明かさねば、腹の虫がおさまらないではないか。

 ロティートは、電話事件の発覚から4日後、サッカー協会の最重要プロジェクトであるリーグ改革委員会のメンバーから外された。権力の中枢からは一歩退いたが、セリエA会長たちの代表として、依然として上位理事の座には居座り続けている。

 彼へ電話をかける必要はない。

 カルピとフロジノーネにとって、今季の大一番はラツィオ戦以外ありえない。選手たちの腹は決まっている。今度は、彼らがロティートに赤っ恥をかかせてやる番だ。

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