東アジアカップは、五輪世代テストに最適の場だ。

　8月上旬の東アジアカップは、リオ五輪世代の招集に最適だ。かつて東アジア選手権と呼ばれたこの大会は、五輪世代を代表デビューさせる舞台として使われてきた。これまで同様に国内組だけで臨むことを考えても、U-22世代の招集に積極的であっていい。

　現状では、コスタリカ戦以降の強化について、手倉森監督は「これから協会と話し合っていく」と語るにとどめている。さらなる強化日程が確保されるかはともあれ、U-22日本代表の主力格をフル代表でテストしていくことを期待したい。

　たとえ試合に出られなくても、フル代表入りから選手が感じ取るものは多い。手倉森監督のマネジメントと選手の自発的な成長に寄りかかるのではなく、リオ世代の可能性を拡げる強化プランを推し進めていくべきである。