岡田彰布が首位のDeNAを語る。
「勢いは当分つづくと思うけど……」

　【1】　波に乗りきれない阪神。浮上のきっかけはどうつかむ？
          ～順位は気にせず、まずは借金完済を！～

　【2】　首位を快走するDeNA。この勢いはいつまでつづくのか。
          ～新生マシンガン打線に死角なし!?～

　【3】　読者の質問に「そら答えるよ」。
          ～岡田彰布のズバリ回答～

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【2】　首位を快走するDeNA。この勢いはいつまでつづくのか。
          ～新生マシンガン打線に死角なし!?～
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──波に乗り切れない状態がつづく阪神ですが、19日からは巨人、DeNAと首位を争う2チームとの6連戦が待っています。巨人の底力は言わずもがなですが、DeNAも近年にない強さを見せています。7カード連続の勝ち越しは大洋ホエールズ時代の1964年以来、球団史上51年ぶりの快挙だそうです。

岡田：ホンマに強いなあ……。梶谷にしても、筒香にしても、主力選手がみんな若いやんか。若い選手が刺激しあって、いい効果が出てるよな。

──5月17日のスタメンを例にとると、野手8選手の平均年齢は25.3歳。30歳以上は下園とロペスのふたりだけというフレッシュさ。しかもロペスをのぞく全員が生え抜きです。春の訪れとともに若芽が一斉に萌え出てきたというか、とにかく今のDeNAには活力が漲っている。

　かたや阪神はというと平均年齢31.9歳。20代の選手は上本と伊藤隼太のふたりだけで、あとは全員30歳以上……。若さゆえの躍動感とベテランの安定感。チームカラーの違いが鮮明ですね。

岡田：DeNAのウイークポイントは投手陣だったけど、なんとかやり繰りしてるよな。9回まで凌いでクローザーの山崎が締めるという、勝ちパターンができたのは大きいわ。

──26勝のうち、逆転勝ちが14もあるのも凄い。

岡田：悪い要素が見当たらないし、この勢いは当分つづくと思うよ。せやけど、目いっぱいでやってるよな。これ以上伸びしろがないという意味ではなくて、アクセルを目いっぱい踏み込んでる状態ということやけど。

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