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今季も大激戦のプレミアの残留争い。
最後の鍵を握るのはファーガソン? 

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山中忍

山中忍Shinobu Yamanaka

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posted2015/05/16 10:50

今季も大激戦のプレミアの残留争い。最後の鍵を握るのはファーガソン?<Number Web> photograph by Getty Images

“降格候補”5チームのなかでは、プレミア常連のニューカッスル主将のコロッチーニだが、果たして残留を掴み取れるか。

ハルの監督がファーガソンの教え子、という隠れ要素。

 ハルを率いるスティーブ・ブルース監督とその一行は、残留の望みを胸に戦う今季最後の一戦で指揮官の古巣をホームに迎える。KCスタジアムのビジター役員席には、恩師サー・アレックス・ファーガソンの姿があるに違いない。元マンU監督は、当日の結果にかかわらず既に決まっているCL復帰という自軍の成果に、今季終了後のスタンドで笑顔を見せることだろう。そして目の前の試合と他会場の結果によっては、心の中で対戦相手の「生存」を喜ぶことになる。

 10年前の最終節、ファーガソンはマンUにとっては消化試合でしかなかったサウサンプトン戦で「絶対に勝て」とチームに告げていたという。門下生に当たるブライアン・ロブソンが指揮を執るウェストブロムウィッチが、サウサンプトンと残留を争っていたことが理由だった。結果はウェストブロムウィッチ残留。今季のハルを率いるブルースは、ロブソンと同じファーガソン体制時代のマンU主将だ。ここにも、ハルが貧乏くじを避けられるかもしれない意外な理由がある。

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