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福西崇史が語るトラッキングシステム。
“とにかく走る”チームが強いのか? 

text by

福西崇史

福西崇史Takashi Fukunishi

PROFILE

photograph bySports Graphic Number

posted2015/03/30 16:45

福西崇史が語るトラッキングシステム。“とにかく走る”チームが強いのか?<Number Web> photograph by Sports Graphic Number

「福西崇史の『考えるサッカー』」、配信は毎週月曜日の予定です。

元日本代表ボランチがサッカーの現在を赤裸々に語る
メルマガ「福西崇史の『考えるサッカー』」
最新号の中身をちょっとだけ……特別にご紹介いたします!

<目次>

【1】《福西と茂野のキックオフ前? 雑談》(1)
~ この時期の大敵といえば……花粉症です ~

【2】《福西と茂野のキックオフ前? 雑談》(2)
~ 外での練習、薬の制限……サッカー選手はつらいよ? ~

【3】《福西チェック、2015シーズン・Jリーグ序盤戦》(1)
~ 昇格組・湘南、そして松本山雅に感じる“情熱” ~

【4】《福西チェック、2015シーズン・Jリーグ序盤戦》(2)
~ 「トラッキングシステム」をどう見るか? ~

【5】《アディショナルトーク!》終了間際の反省会&次号予告
~ 湘南の練習場にて、偶然会った細江先輩が…… ~


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇◆
【4】《福西チェック、2015シーズン・Jリーグ序盤戦》(2)
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~ 「トラッキングシステム」をどう見るか? ~
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇◆

――湘南と松本山雅のスタイルで共通するのは「とにかく走る」というところになるかなあと思うんです。

福西:そうだね。ほら、今年から公開されるようになった「トラッキングシステム」を見たら、湘南の選手が第2節の鹿島戦でものすごく走っていたんだ。

――あ、福西さんも「トラッキングシステム」見るんですか。

福西:もちろん解説の参考にするために見るよ。

――読者に説明しておきますと、「トラッキングシステム」とは各選手の走行距離、スプリント回数(時速24km以上で走った状態)を計測したものです。見ると分かりやすいと思うので、Jリーグの公式サイトのリンクを貼っておきます。

http://www.jleague.jp/stats/distance.html

福西:湘南の高山の13.67kmは飛び抜けた数字だよね。

――この数字って、選手視点だと気になるものですか?

福西:まあ……数字ではっきりと運動量が出る分、そこをプロとして評価されるってのもあるから。ただ、オレのプレースタイルからすると、イヤな存在とも言えるな(笑)。

――た、たしかに(笑)。

横浜FMvs.川崎のトラッキングデータを見てみると……。

福西:ちなみにトラッキングのデータ自体は、オレが現役を辞める前後のタイミングからあったんだよね。今年から公開されたけど。

――へ~、それは知らなかったです。で、僕、開幕戦で横浜FMvs.川崎の取材しに行ったんですが……。

福西:それ、前号でも言っていたよね。川崎のパスワークがハマって3-1で勝った試合でしょ。

――そうです。で、帰ってからトラッキングシステムを見たんですよ。ここにもリンクを貼っておきます。

http://www.jleague.jp/match/j1/2015/030706/recap#trackingdata

福西:チーム全体で見ると、マリノスが120km以上も走ってる一方で、勝った川崎は115kmくらい。もちろんスタイルの違いはあるだろうけど、同じ中盤でも兵藤が13.05kmも走っている。逆に(中村)憲剛は10.31kmなんだよね。

――試合を見ていて「川崎が上手く相手を走らせているなあ」という印象を持ったんです。実際に川崎の選手も「臨機応変に上手く走れた」と言っていました。

【次ページ】 サッカーにとって走ることより大事なこととは?

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