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巨人・大田泰示は真の4番になれるか。
落合博満、松井秀喜の「インハイ論」。 

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鷲田康

鷲田康Yasushi Washida

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photograph byNIKKAN SPORTS

posted2015/02/24 12:20

巨人・大田泰示は真の4番になれるか。落合博満、松井秀喜の「インハイ論」。<Number Web> photograph by NIKKAN SPORTS

春季キャンプでの練習試合では、4番・中堅のスタメンとしても数字を残している大田。毎年のように期待される「覚醒」が、今年は実現するか?

原監督「計算上は(大化けの)可能性もある」

 広島戦の第4打席ではインハイのストレートに煽ったスイングとなって空振り三振に倒れる場面があった。

 そんな場面もあって原監督は「まだまだこれから」と厳しい視線を送ったわけである。

 もちろん松井さんが指摘するように、それは「一番難しい」ことではある。一度にすべてがクリアできるほど、飛躍的に進歩するものでもないし、これで大田の覚醒が止まったと断じるつもりも毛頭ない。むしろここから大田が相手バッテリーの厳しい攻めに晒されることで、外ばかりを意識するのではなく内角への意識を持ちながらどう対処していくようになるのか。そこに注目したいということだ。

 技術的には確実にステップアップし「計算上は(大化けの)可能性もある」(原監督)という段階まで登ってきた。

 あとは左方向への鋭い打球が見たい。

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