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砂のサイレンススズカ、再来なるか?
フェブラリーS初の連覇目指す快速馬。 

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島田明宏

島田明宏Akihiro Shimada

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photograph byYuji Takahashi

posted2015/02/21 08:00

砂のサイレンススズカ、再来なるか?フェブラリーS初の連覇目指す快速馬。<Number Web> photograph by Yuji Takahashi

連覇がかかるコパノリッキーと武豊。最低人気で楽に先行できた昨年とは違い、マークがきつくなることが予想されるが、どのようなレースを見せるのか。

 今年最初のJRA・GI、第32回フェブラリーステークス(2月22日、4歳以上、東京ダート1600m)のスタートが近づいてきた。

 一番の見どころは、前走から鞍上に武豊を迎えた前年の覇者、コパノリッキー(牡5歳、父ゴールドアリュール、栗東・村山明厩舎)による、レース史上初の連覇がなるかどうかだろう。

 昨年は16頭立ての最低人気だったが、今年は昨年度の最優秀ダートホース・ホッコータルマエがドバイワールドカップに直行するため不在となるだけに、圧倒的な人気を背負うことが予想される。

 その支持に充分応え得る力があることは、前走の東海ステークスを4馬身差で圧勝したパフォーマンスが示している。

武豊「スマートファルコンと共通するところを感じた」

 手綱をとった武は、調教の段階から「スマートファルコンと共通するところを感じた」と高く評価していた。ハイペースの逃げを武器としたスマートファルコンは史上最多のダートグレード競走19勝をマークし、「砂のサイレンススズカ」と呼ばれた。この馬もゴールドアリュール産駒だった。

「力強い走りはよく似ている。一定のリズムでバテずに走りつづけることができる」

 と、武は、強いゴールドアリュール産駒の共通点を挙げている。

 昨年のフェブラリーステークス、かしわ記念、JBCクラシックとGIを3勝した強さはこのメンバーでは抜けている。だが、ときどき脆さを出して崩れることがある。昨年12月のチャンピオンズカップは出遅れて本来の形に持ち込めず、12着に大敗。次走の東京大賞典では、2着とはいえホッコータルマエに4馬身も突き放されてしまった。

【次ページ】 打倒ホッコータルマエへ、異例のパワーアップ作戦。

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