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<愛弟子の本音を問う> 松岡修造 「圭は“ゆとり世代”の天才だ」 

text by

松岡修造

松岡修造Syuzo Matsuoka

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photograph byAFLO

posted2015/01/16 11:50

<愛弟子の本音を問う> 松岡修造 「圭は“ゆとり世代”の天才だ」<Number Web> photograph by AFLO
スポーツの魅力を伝える熱血キャスターが、
11歳から見つめ続ける愛弟子にインタビュー。
思わずこぼれた本音から、世界に挑むための
“もう一つの武器”が浮かび上がった――。

 テニスは1年を通して戦うスポーツ。年始からすでに戦いの火蓋は切られている。世界ランキング5位、日本の錦織圭選手に今年に懸ける思いを聞いた。

 全く別次元の場所にいる圭の言葉すべてが僕にとって、日本テニス界にとっての財産になっていく。迷いなく圭の口からでてきたのは昨年のクレーコートシーズンでの活躍だった。バルセロナで優勝、そして翌週のマドリッドでは決勝に進んだ。

「'14年で一番びっくりしたことです。クレーであそこまで活躍できるとは思っていなかった。クレーで自分のしたいテニスができるんだっていうことを感じました」

 浅いボールをしっかり前に入って体重を乗せて打つことができたために、相手にプレッシャーを与え、相手の動く量が増えてきていると語る圭。

 このポイントが飛躍のカギだ。

自然にエースになってしまう、究極のショット。

「一番は、マイケル・チャンコーチの助言ですね。プレースタイルがかわったのも彼に言われてですし、一番頭に残っているのは、トップ選手と戦うときは甘いボールを簡単にくれないので、攻撃できるチャンスっていうのをしっかりと目で見極めて中に入っていく、ということです」

 あのナダルに対しても、圭が相手を振り回していた。圭はどう感じていたのか?

「マドリッドのナダルとの決勝戦はゲームが続くにつれて自分が打つショットが全部エースになったり、常にナダルを左右に振っているという(今までにない)感覚でした」

 自然にエースになってしまう。無理をしなくても決まるまさに究極のショットだ。

 改めて僕自身が一番衝撃だったのは、全米オープンでの快挙だ。成績においては前から可能だと信じていた。ただ全米直前、足の手術で3週間テニスをしていなかったのだ。

 圭自身が一番驚いたのが、体力面の進化だという。長い試合になるとどうしても圭のテニスが継続できなかったのが、全米では4時間以上のフルセットマッチを2度続けて戦うなどマラソンマンと呼ばれるようになった。

【次ページ】 体がきつい中で、成長を見せつけた楽天オープン。

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