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来春のクラシックを占う朝日杯FS。
阪神外回りで激突する2頭の良血馬。 

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島田明宏

島田明宏Akihiro Shimada

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photograph byYuji Takahashi

posted2014/12/20 08:00

来春のクラシックを占う朝日杯FS。阪神外回りで激突する2頭の良血馬。<Number Web> photograph by Yuji Takahashi

ブライトエンブレムの父ネオユニヴァースは皐月賞、ダービーの二冠に輝いている。朝日杯FSを快勝して、クラシック戦線の先頭に立つことができるだろうか。

 今年から朝日杯フューチュリティステークス(12月21日、2歳GI)は、阪神ジュベナイルフィリーズと同じ阪神芝外回り1600mに舞台を移して行なわれる。

 昨年までの中山芝1600mは、最初のコーナーを回ってすぐまた小さく曲がってから第3コーナーに向かうトリッキーなコースで、明らかに外枠が不利だった。それだけが理由ではないだろうが、翌年のクラシックに結びつきにくい傾向があり、「2歳王者」のステイタスが揺らぎかけていたことも事実だ。

 2歳女王決定戦が「名牝輩出レース」になっているように、こちらもクラシックへの登竜門となるだろうか。

圧巻の2戦2勝、ブラックエンブレムの仔、ブライトエンブレム。

 今年は絶対的な大本命こそいないが、装い新たな王者決定戦を勝つにふさわしい2頭の良血馬が充実した姿を見せている。

 うち1頭は、2008年の秋華賞馬ブラックエンブレムの仔、ブライトエンブレム(牡、父ネオユニヴァース、美浦・小島茂之厩舎)だ。ここまで追い込むレースで2戦2勝。特に前走の札幌2歳ステークスは、4コーナーから大外をひとマクりにして突き放す圧巻の内容だった。

「栗東留学」で結果を出してきた厩舎らしく、11月下旬に栗東入りして調整をつづけている。過去2戦同様、最終追い切りに自ら騎乗した小島調教師は、「追い切ったあとの息の戻りはよかった。オーバーワークにならず、ちょうどいい負荷をかけられました」と順調さをアピールする。年内は、ここかホープフルステークスかどちらか一戦のみ、というのはもともとのプランどおり。レースぶりから直線の長いコースは大歓迎だ。無敗の2歳王者誕生は充分あり得る。

【次ページ】 ドリームジャーニー、オルフェーヴルの全弟も順調。

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