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日本女子オープンで脚光を浴びた17歳の逸材。
~アマゴルファー永井花奈の聡明さ~ 

text by

三田村昌鳳

三田村昌鳳Shoho Mitamura

PROFILE

photograph byTaku Miyamoto

posted2014/10/17 10:00

日本女子オープンで脚光を浴びた17歳の逸材。~アマゴルファー永井花奈の聡明さ~<Number Web> photograph by Taku Miyamoto

4日間を通して抜群の安定感を見せた永井は通算6アンダー、3位で笑顔のフィニッシュ。

 今年の日本女子オープンで脚光を浴びたのは、日出高校(通信教育)の2年生、17歳の永井花奈だった。アマチュア選手ながら、並み居るプロ選手たちが揃ったメジャー大会で堂々の3位。ローアマに輝き、トップと2打差で日本人選手最上位となった。

 それにしても永井花奈という選手は、実に聡明である。いまの自分をしっかりと分析し、自分が上手い選手、さらに強い選手になるために必要なことを一歩一歩確かめながら進んでいる。

「高校生になって、通信教育だからいっぱいゴルフの練習ができると思っていたのですが、1年目は、むしろ無駄な時間を過ごすことが多かった。これではダメだと思い、切り替えました。みんなが学校で勉強している時間は、私がゴルフに専念する時間。朝7時に起きて、という自分の時間割をつくるようにしました」

“朝ごはんを食べないと学校に行かせてくれなかった”という躾を守り、今も両親と朝ごはんを共にする。

「自分がどう変化しているのかも、見届けたい」

 だが実は、永井のウイークポイントは体力不足だった。

 3日間、4日間のトーナメントでスタミナが持たなくなって、終盤にショットの精度を損なう。ナショナルチームに選ばれて、ほかの選手たちとトレーニングしたときに、明らかな力不足を実感したという。そこで、自主的にトレーニングを始めた。

 その成果を試すかのように、大会初日にはこう語っていた。

「もちろんこの試合で上位に入りたいという気持ちもありますが、(トレーニングを続けてきて)自分がどう変化しているのかも、しっかりと見届けたい」

 6位タイにつけた3日目には「今日は、ラウンド中にオーバーパーを叩かないと決めたんです。でも、それが15番でボギーが先行して、悔しくてすぐに16番で(バーディを)取り返しました」と強気な一面も見せた。

「自分は、ショットメーカーになりたいと思っているので、いまは、そのために必要なことを確実に積み上げていきたい」

 目の前の目標を明確にクリアすると同時に、「人生設計じゃないけれど、そういうのがあって……」とも語る。

 17歳にして将来の目標もしっかり描けているようだ。

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