女三代フルマラソンに挑むBACK NUMBER

大阪マラソンへ向けて練習スタート。
「おばあちゃんじゃあらへんよ!」 

text by

中島彩

中島彩Aya Nakajima

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photograph byAsami Enomoto

posted2014/09/25 10:30

大阪マラソンへ向けて練習スタート。「おばあちゃんじゃあらへんよ!」<Number Web> photograph by Asami Enomoto

本番・大阪マラソンまであと1カ月、お揃いの帽子でポーズ。

~前回までのあらすじ~

 来る10月26日(日)に開かれる大阪マラソンに出場することになった27歳の私、55歳の母、79歳の祖母。

 フルマラソンはもちろん、100kmマラソンや24時間マラソンにも出場したドMランナーの私、去年の大阪マラソンを制限時間ギリギリながら完走したことを自慢する母、「私も完走できる!」と自信満々ながらフルマラソンの距離が42.195kmだということすら知らなかった祖母。

 まずは形から、ということで、ミズノ本店にて、ランニングシューズと、ウェアを揃え、準備は万端。天気も良いので、お買いものの後、目の前の中之島公園で練習! と行きたいところでしたが……?

“走る”という動作が祖母にはなかった!

 3人で買ったばかりのウェアに身を包み、軽くストレッチをした後に大阪マラソンのコースでもある中央公会堂を拠点に練習することになりました。

 まずは「なんとなくでもいいから走ってみて~」と、祖母の“走り”を見てみようと声をかけました。すると、祖母はタッタッと歩きはじめました。

「あれ? おばあちゃん歩かず、走ってよ」

 と言うと、今度はやたら早く歩くのです(笑)。そう! 祖母の“走る”は走るでなく「競歩」だったんです。これには、母も私も思わず苦笑い。

 祖母の趣味はウォーキング。長く、早く歩くのは得意でも、“走る”ことはほとんどなかったのです。大阪マラソンに競歩で挑戦してもいいですが、せっかくなら少しでも走った方がランナーらしいですよね。

 困った時は、基礎の基礎。まずは、その場で「駆け足」の練習からスタートです。

「イッチニイッチニ」と、『両足がついていない状態=ジャンプしている時間があるコトを自覚できる走りをする』という練習を重ねました。

 祖母も母もその場での練習にはすぐ飽きて「遠くに行きたい~」と不満気でしたが、心を鬼にして、ドリルを重ねました。すると、少しずつ駆け足ができるように! やっと3人は、中之島公園を出発し淀屋橋方面に“走り”はじめました!

【次ページ】 ポカリスエットをまさかの初体験。

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中島彩

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