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「馬券とは違う競馬の楽しみ方 ~さぁクラブライフをはじめよう!~」 

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posted2014/08/07 12:00

「馬券とは違う競馬の楽しみ方 ~さぁクラブライフをはじめよう!~」<Number Web>

 競馬というスポーツは、生産や育成を行う牧場、競走馬を管理する調教師が率いる厩舎スタッフ、そして騎手といった人たちが作り上げています。その資源となる競走馬を所有する馬主は、我が子のような気持ちでその成長を見届け、レースに出走する時は声援を送り続けます。

 馬主の気分を少しでも味わいたい…。その気持ちに応えることができる楽しみ方に、クラブ会員になることがあります。クラブで募集されている馬に出資することで、その馬の成長を追うことができますし、馬への親近感も湧いてきます。

 募集馬見学ツアーを実施するクラブは多数で、すでに1歳募集馬を発表しているところは、夏に見学ツアーを行っており、多くの会員が1頭1頭真剣にチェックしています。

 シルクホースクラブでは、興味をお持ちの方に対し、9月12日のカタログ送付に向けて、8月中旬に1歳募集馬のカタログ送付の受付を開始します。募集予定馬(馬の体調などにより、変更となる場合もあります)はすでに発表されていますが、ディープインパクト産駒6頭や、今年の2歳馬が初年度産駒で評判通りの活躍を見せているハービンジャー産駒9頭など、豪華なラインラップとなっています。

 出資する前に、9月26日には日帰り、27日と28日は1泊2日とコース別に、北海道牧場見学ツアーも実施されます。以前のこのコラムで、カタログの写真や動画では角度によって見方も変わってしまうものの、実際に馬を見れば自分の気に入った角度でチェックすることができる利点も述べましたが、それをすぐに実戦することができます。

 牧場を訪れたことがない方々にとっては、牧場の広さに驚くと同時に、1歳馬は愛らしく思うとともに、グングン成長している時期でもあるだけに、迫力も感じて頂けると思います。

 「馬券とは違う競馬の楽しみ方」は、今回が最終回となります。競馬の舞台はもちろん競馬場となりますが、それまでに色んな人が携わり、そのステージを目指していきます。そのプロセスを少しでも覗くことができる手段として、クラブ会員になることを紹介しました。

 クラブの会員専用ホームページを閲覧したり、時には牧場を訪れるなどして、出資した馬の成長を見ていくことも1つの楽しみです。クラブのラウンジに気軽に足を運び、スタッフと馬の話をしたり、イベントがあれば積極的に参加し、馬と接している人々の話を伺うといった、人とのコミュニケーションから馬を学ぶこともできます。

 日本の競馬は、馬券における売り上げが賞金諸手当の大きな要素となります。競馬の導入口として、馬を見に競馬場へ行く、という人は決して少なくありません。馬を見に行き、気に入った馬を応援しようと思えば、単勝馬券を買ったり、今では「がんばれ!」と刻印される単勝+複勝馬券などを買う人もいます。的中を目的とする馬券の買い方ではなく、応援する馬の名前が入った馬券を手にし、もし勝って的中すれば嬉しさは倍になる、という競馬の楽しみ方です。

 デビューする時期より早い段階から、愛馬の成長を見守っていく楽しみ方は、今までの競馬観を変えるきっかけになるでしょうし、より身近に感じて頂けると思います。ぜひ、クラブライフを実感して頂ければ幸いです。

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プロフィール
古谷剛彦(ふるやたけひこ)
昭和50年東京都生まれ38歳。
関西大学卒業後、電子競馬新聞「JRDB」に入社。04年に退社し、道新スポーツや内外タイムスで競馬記者として活躍。
現在はフリーライターとして、スポーツ報知「こちら日高支局です」やうまレター「南関東競馬ニュース」など連載多数。
グリーンチャンネルに出演中。

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