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<Number Do×FRaU>
「KICK for RUN ランナーのためのフットボール大会」レポート
~ランナーたちが知った”蹴る”楽しみ~

posted2014/08/02 11:00

 
<Number Do×FRaU>「KICK for RUN ランナーのためのフットボール大会」レポート~ランナーたちが知った”蹴る”楽しみ~<Number Web> photograph by Mami Yamada

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Number編集部

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Mami Yamada

 7月13日、「KICK for RUN ランナーのためのフリーフットボール大会」が行なわれました。この大会は、W杯をきっかけにしてフットボールに興味を持ったランナーにむけて、アディダスの協力のもと、「Number Do」と「走る女は美しい!」の特集などで女性のランブームを牽引している女性誌「FRaU」が共同開催したものです。会場となったのは、5月にオープンしたばかりの「アディダスフットサルパーク たまプラーザ」。東急百貨店の屋上にあり、たまプラーザ駅から徒歩1分という最高の立地です。

 まだ梅雨明け前で心配だった天気は、曇り、微風という、普段なら微妙でも、フットサルには絶好のコンディションでした。雨に濡れっぱなしというのはテンション下がりますし、晴れすぎても熱中症が心配です。幸運にも、参加者には強力な雨男も晴れ女もいなかったようです。

 集まったのは約50人。女子のほうが少しだけ多く、中にはこの日のためにフットサルシューズを買ったという参加者も。2人~3人1組での応募だったので、2~3組を合わせて1チーム6~7人のチームを8つ作ります。この8チームをAコート、Bコート4チームずつに分け、総当たり戦を行いました。

 チームを編成したものの、さっきまで見ず知らずだった参加者同士、まだ距離を計りながら自己紹介という感じです。簡単なルール説明の後、クリニックが始まりました。

 クリニックの講師は小野大輔選手! 日本代表としてワールドカップに出場、イタリア、スペインでもプレーしたフットサル界の「レジェンド」です。なんと贅沢な。現在は湘南ベルマーレフットサルクラブに所属する小野選手によるクリニックでは、ボールの蹴り方など基礎の基礎から学びます。

 短いクリニックでしたが、時間が経つにつれ、まだ遠慮が見えるチームがみるみるひとつになっていきます。たとえば、こんな練習です。チームの中から鬼を2人えらび、その鬼にボールをとられないよう、手でパスを回していきます。フットサルなのに手で? でもこれが効果的でした。いきなりパスしても相手も反応できないので、きちんと名前を呼んでコミュニケーションをとらないといけません。遠慮して「山田さん(仮)!」などと言っていると時間がかかるので、自然に「ヤマ(仮)!」などと愛称で呼び合うようになります。すると2人でのパス交換、簡単なシュート練習などのメニューをこなすときも名前を呼び合うようになり、気がついたら参加者の距離がぐっと縮まり、ひとつの「チーム」ができあがりました。

【次ページ】 男女混合の試合はまさに大混戦!

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