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NumberWeb美人特派員が行く、ブラジルワールドカップ観戦ツアー 【前編】 

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posted2014/06/26 16:30

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地球の裏側まで大勢の日本人サポーターが……。

 2人が試合を観戦するのは、スタジアム内にあるバドワイザーVIPルーム。専用の個室と観戦席があり、バドワイザーが飲み放題! ビュッフェ形式の食事も用意されていて、決戦前にほっと一息……と言いたいところですが、試合開始を前に2人は緊張の面持ち。

 そして、日本代表の選手たちが練習のためにピッチに出てくると、スタジアムを揺るがすような歓声が沸き起こりました! 「日本からこんなに遠い場所なのに、こんなに多くの日本人の応援団がいて、そして、日本のために戦う選手たちが目の前にいる! この気持は言葉にできません。さっきからずっと鳥肌が立っています!」と綾さん。

 6月14日午後10時(現地時間)キックオフ。初戦の緊張のためか、なかなかボールが足につかない両チーム。数では日本の応援の方が多いですが、コートジボワールの応援団は、笛や太鼓を使ったリズムに乗った応援を会場内に轟かせています。空からは雨が降り始め、濡れたピッチでボールコントロールが難しくなっていく中で、両チーム共に一進一退の攻防が続いていた前半16分。香川からパスを受けた長友が本田につなぎ、左足を振りぬくと、ボールはゴールの左に突き刺さっていきました!

「やったーーーー!」

 2人は大きな声をあげながら周りのサポーターたちとハイタッチ。ブラジルのユニフォームを着た人たちも一緒に喜んでくれました。

 前半を1-0で折り返した日本代表。このまま逃げ切りたいと思った後半17分。コートジボワールの英雄、ドログバが交代出場してから、試合の流れは一変しました。

 後半19分、21分とたて続けに右サイドからのクロスにヘディングで合わせられて一気に逆転を許すことに。会場を盛り上げていたサポーターたちも、あまりの急な展開に一瞬呆然となりました。その後も、声を振り絞って応援をしましたが、スコアは1-2のまま無情のタイムアップ。試合が終わったスタジアムに、コートジボワールの応援団が奏でるリズムがいつまでも響きわたっていました。

【次ページ】 “バドワイザー・マン・オブ・ザ・マッチ”贈呈式。

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